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Episode of vice captain

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ヴァサラ軍、旧副隊長(時々、旧隊長も)たちを描く二次創作。 夕月さま、なのはなさま、ワグリさま、ユエ猫さま、はなまるさま。 そして、カヲル‼️さま、スレッジ稚内さま。 キャラをお借…
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Episode of vice captain 目次

Episode of vice captain 目次

〜副隊長たちの物語

【ゲスト出演】
警ら隊の皆様
十二番隊隊長 クガイさん

special thanks to!
夕月さま、なのはなさま、はなまるさま、ユエ猫さま、ワグリさま、カヲル‼️さま

そして、読んでくださる皆さま

〜目次〜

1  ウキグモ & ハナヨイ

2  +ジェイル・ラビスト & ジュリア

3  +アッシュ & アヤツジ

4  Vice captains ①

5  V

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Episode of vice captain 1

Episode of vice captain 1

1  ウキグモ & ハナヨイ

「ちょっといいかい?」
ノックと共に聞こえた声に、ウキグモはドアを開けて顔を出した。
訪問者は、今日は来るだろうなと予想していた通りの男だ。
「来ると思ってたよ。まあ入れ。今日配られた改訂版の地図は字が小さかったからなぁ。お前さんじゃちょっと見にくかっただろ」
ウキグモの笑顔に迎えられながら、声の主は、ドア枠を軽く手で確かめると部屋に入って来た。

 客は新兵の時に

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Episode of vice captain 2

Episode of vice captain 2

2  +ジェイル・ラビスト & ジュリア

「忙しいのに悪ぃな」
ウキグモとハナヨイは本当に心から悪いと思いながら、ミントグリーンの髪と緑の目を持つ美青年に言う。
 五番隊副隊長でもあるジェイルは色々と自由行動が多い隊長の補佐で常に忙しく、今日も目の下のクマが痛々しかった。

「忙しいことはもう諦めたよ」
どことなく空虚な笑みで空を見つめたジェイルだったが、すぐに気を取り直し、抱えて来たファイルを

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Episode of vice captain 3

Episode of vice captain 3

3 +アッシュ & アヤツジ

 ジェイルと別れた後、疑問をそれぞれ反芻しつつ、ウキグモとハナヨイは同じ兵舎に戻って来た。
「っても、病気じゃないなら何だっていうんだい」
ハナヨイの言葉に
「そいつはほら、怪異っていうヤツだろ」
とウキグモが答える。
「怪異…カイイねぇ…」
「その言い方、なんかまじないみたいに聞こえるな」
笑い合っている時、ハナヨイは覚えのある気配を感じた。
「お、こりゃソラ吉が

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Episode of vice captain 4

Episode of vice captain 4

4  Vice captains ①

いつか見えなくなる目なら、絶対に見ておかなければならないことがある。

 一瞬の瞬きもせず、自死する母親と殺される父親の最後を見届けさせたのは、内臓を焼き尽くすほどの義務感だった。
舞台装置の陰から勝手に飛び出しそうになる体を必死で抑え、唱え続けた。
見なきゃいけない。生きなきゃいけない。

「私たちが犠牲になるから」死んではいけなくて
「私たちの分まで」

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Episode of vice captain 5

Episode of vice captain 5

5 +Vice captains ②

 木の合間からワラワラと群れ出て来る子どもたちを、ジェイルは真正面に、アヤツジとアッシュは振り返って見ていた。
何十人ともつかない数の子どもたちが、わあーっと歓声を上げて3人を取り囲む。

「遊ぼー」
「お腹すいたー」
「ねぇねぇ、絵ぇ描ける?」

事態が理解できないまま賑やかさに巻き込まれた。

1人の少女がアヤツジにまとわりつきながら話して来る。
「私ね

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Episode of vice captain 6

Episode of vice captain 6

6  Vice captains ③

 建物がない軍敷地が広がっているそこには、九本の尻尾を持つ狐耳の女性を先頭に、同じく狐耳を持つ男女1名ずつ、そして白髪の女性、金髪の男性がいる。
子どもたちのファイルをくれた、警ら隊の皆だ。

 九本尻尾の女性は、警ら隊のまとめ役である緑だった。
今しも背中から肩に駆け上がった黒猫、ソラと視線を合わせた緑は頷くと、警ら隊に言う。
「出入り口は全て開け終わり

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Episode of vice captain ➕

Episode of vice captain ➕

+α

「いやあ、参りましたよ。来週末は孫が来る予定で、家内に家の掃除を手伝えと言われてたんですがね」
「任務的にも一週間で帰れるかわかれへんなあ」
ヴァサラ総督の部屋から出てきたなり、年嵩がありそうな2人はぼやき合った。
「まあ、確かにうちらはまだ国としては新しいさかい、因縁があるような国もないし、どちらの国とも利害関係はないし…」
「こっから遠いからね」
2人の後ろを歩いている青年がボソッと言

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