超便利!! OM SYSTEMのボディ内フォーカスリミッター
どうも、普段から動体撮影ばかりしていて風景写真まで連写で撮ってしまう癖がついてしまったもみじ卍ゅうですm(._.)m
みなさんは野鳥や航空ショーなど動いているモノを連写撮影している時に「中抜け」になった経験はありますか?
一度背景にピントを持っていかれると手前の被写体に戻すまでに手間取ってしまい、せっかくのシャッターチャンスを逃してしまった…という無慈悲な洗礼を、私は幾度となく受けております…😇
中抜けとは
フォーカスエリアに被写体を入れて撮影していたはずなのに奥の背景にピントが合ってしまい被写体がボケてしまうことです。被写体が小さくフォーカスエリアから外れた時などに起こりやすいです。
フォーカスリミッター
そんな中抜けを軽減したりAFの迷走する範囲を制限することでフォーカス速度を速めてくれたりする機能が「フォーカスリミッター」です。これを使いこなすことで大事な瞬間の撮り逃しが減り、歩留まりの上昇に繋がります。
⬆あいにくスマホ内にフォーカスリミッターを撮影したズイコーレンズの写真がなかったのですが、たまたまCP+2024の時に撮ったSIGMA556の写真があったのでコレを例に見てみましょうw(ぉぃ
3種類スイッチがありますが、真ん中がフォーカスリミッターです。
FULLがリミッター無しという意味。いわゆる通常モード。
10m - ∞は10m以内のモノにはAFを合わせなくするということ。例えば観客席から競技場にいる選手を撮る時に、手前にいる他の観客にAFを持っていかれなくする、等の使い方ができます。
3.2m - 10mはこのレンズの最短撮影距離3.2mから10m以内のもモノにだけAFが効くようにする設定です。これは冒頭部分でも説明した中抜け対策です。10m以上先に向けてもAFの動きを制限されボケたままになります。
フォーカスリミッターのほとんどはレンズ依存で、レンズの種類によってはフォーカスリミッターが無いものもあります。
ボディ内フォーカスリミッター
そして今回のメイン、OM SYSTEMのボディ内フォーカスリミッターの話です。この機能はまだOLYMPUS時代の2016年にOM-D E-M1 mark IIに初めて搭載されました。
⬇公式サイトのリンク
終わりの辺りにフォーカスリミッターの使い方について触れられています。
OMフォトライフ
ダイナミックな鳥の姿を捉える! OM-D E-M1 Mark II 野鳥撮影レポート
https://photolife.jp.omsystem.com/tori/magazine/04/3.html
ボディ内フォーカスリミッターの設定の仕方は搭載当時から変わりません。以下はOM-1 mark IIのメニュー画面からフォーカスリミッターを設定するまでを見ていきます。
レンズ側のリミッターは最長値の細かい設定ができないものが多いので、私はこのボディ内フォーカスリミッターを使って最長値を設定しています。ホント便利😁
注意点⚠
あくまでこの設定値はおおよその目安なので、50mと設定したらキッチリ50mまで、という事にはなりません。余裕があるなら時間がある時に微調整してリミッターの具合を確認してみるのもいいかもしれませんね。
また、レンズ側にフォーカスリミッターがある場合そちらが優先されますので、ボディ内フォーカスリミッターを使用する際はレンズのリミッターはオフにしてください。
ちなみに、私はボディ内フォーカスリミッターをよく使うのでレンズのL-Fnボタンに振り当てています👍🏻
L-Fnボタンを押したままダイヤルを回せば登録した3つの設定を切り替えることもできます。
もうひとつのメリット
ボディ内フォーカスリミッターにはもう一つメリットがあります。それは、レンズ本体にリミッター機能を有していないものも含み、マイクロフォーサーズ規格のAFレンズに対応しているということです。
まとめ
このようにOM SYSTEMには動体撮影に非常に役に立つ、痒いところに手が届くような便利機能を搭載しております。
動きのある被写体を撮影するのは難しいですが、被写体認識AFや今回お話したフォーカスリミッター機能など、数年前と比べると格段に撮影しやすくなってきていると思います。今まで撮りたくても撮れなかったモノが撮れたときの喜びや達成感はたまりませんよね。OM SYSTEMユーザーの方でこの機能を使わないのは勿体ないと思いますので是非使ってみてください。
では今回はこのくらいで。
(^^)/ 𝕤𝕖𝕖 𝕪𝕠𝕦𓂃🕊
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