妊娠中の足のむくみに対してリフレクソロジーは効果的か？

妊婦様への下肢のリフレクソロジーの実験研究によると、直後にむくみが軽減し、自覚症状（重い・だるい・はれぼったい・痛い）が軽減する結果となっています。

妊娠中のむくみに対してリフレクソロジーの効果があるといえます。

（※妊娠中のむくみにプラスして「痛い」・「赤い」・「熱い」という症状があるケースは、病院に相談をしたほうがオススメです。）

根拠文献1

足首から足の甲にむくみのある80人の正常な妊娠経過をたどる妊婦様（妊娠30週以降）に、20分の足へのマッサージを5日間実施した妊婦様はマッサージを実施しなかった群と比較して、足首・足の甲・足の指のむくみ（周囲径）が減少していた。

根拠文献２

正常な妊娠経過をたどる妊婦様（妊娠35週以降）42人にリフレクソロジーを１週間おきに2回行った実験研究によると、保健指導のみを行った場合と比較して、左足首・右足首・右足甲においてむくみの減少がみられ、特に左足首では1週後までむくみの減少が継続していた。

自覚症状の変化では、「重い」「だるい」「はれぼったい」「痛い」といった症状の軽減効果がみられた。

妊娠中のリフレクソロジーはむくみ等の軽減効果あり

以上の論文の結果から、リフレクソロジーはリラックス効果だけでなく、妊娠中のむくみに対する効果が高いと考えられます。

また、妊娠中の便秘・胸焼け・頭痛・痔の緩和にもなるという見解もあります。

（※妊娠中に全身性のむくみをきたす場合には、妊娠高血圧症候群・慢性腎炎・心不全などを考慮する必要があります。）

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