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いい記事ゆめきぶん。Ver. 創作大賞2024

 私のお気に入り記事を紹介する「いい記事ゆめきぶん。」のコーナーです。

 今回のテーマは「創作賞2024の応募作品」です。

 面白い記事ばかりなのでぜひ読んでみてください!


数学専門の国語教師オニギリさん「辞書を全部読むと文章力は上がる?←オジサンが美味しかった」

 調査期間込みの執筆期間、なんと半年の超大作。

 冒頭でミステリー風と書かれてるんで話の流れじたい説明するのもネタバレになりそう。

 とにかく「えっスゴっ!」「そこまでやるんですか?」「そうきたか……」の連続。タイトルから予想もつかないオチの付け方。

 ぶっちゃけオジサンは知ってましたが、「なんでそこに辿り着いたのか」がめちゃくちゃ面白いです。


藤和さん「仕立て屋伯爵」

 ファンタジー小説部門の応募作品。たまたまXで見かけて興味を引かれました。

 ファンタジーと銘打っているものの、ご本人が仰っているようにお仕事小説部門でも良かったんじゃないか、と思うぐらい仕立て屋修行がリアル。

 そして伏線の貼り方がすごく上手いんです! 第5話であっと驚くこと間違いなし(単なる職人の日常の一コマかと思ったら……)。

 ヨーロッパ風異世界の衣装が好きな方にほんとにオススメです。


古川真行 #全力教室 さん「美しき龍間」

 最初に忌憚なく申し上げると、この記事の内容を「理解」するには古川さんの数々の過去記事が「前提条件」となっています。有料記事も含むので、読んでいる最中に疑問点が出てくると思います。

 それでも私がこの記事を取り上げたのは、古川さんの龍間への強い思い入れ、情熱がひしひしと伝わってくるから。

 冒頭の神社、不法投棄の山を抜けた先にある田園風景の写真は美しくて物悲しい。


山門文治(やまかどぶんじ)|コトバテラス さん「昭和記念公園が神話世界の入り口になっている。」

 昭和記念公園は花見と思い出と東京蚤の市の場所だとしか思っていませんでした。

 日常が突然転換する冒頭、直後唐突に説明される立川の歴史、そして突きつけられる「こどもの森」という名の神話世界の詳細――。

 おそらく昭和記念公園ぜんたいから見ればほんの一部のエリアです。旅程の描写と広角で撮られた写真の数々が、この森を無限に広がる世界に見せている。

 とにかく圧巻の冒険譚です。途中に挟まれた解説は飛ばさないでください。読むと読まないとではこの物語の解像度が段違いなので。

 私見ですが、ドラゴンの砂場にあるツノの生えていない龍はマヤ文明の羽毛の生えた蛇ククルカンと合一した存在ではないでしょうか。


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