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自作「ポメラ」用ケースへの道。

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ポメラDM250XCrystalを買った筆者が試行錯誤しながらスケルトンなケースを作ったはなし。
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2024年1月の記事一覧

自作「ポメラ」用ケースへの道:⑧ウチハクによる加飾

 前回パーツの接着が終わったケースですが、制作中に文具女子博2023を挟んだのでウチハクの限定色を入手しました。 (前回の記事はこちら)  ウチハクの詳細については村田金箔さんのnoteを御覧下さい。  昨年暮れの文具女子博で先行販売となったウチハクステッカーダブルサイドは「大きな両面テープ」といった感じで、クラフトパンチで好きな形に抜いて使います。 ――ということは自力で好きな形に切れるということ。幸い剝離紙の表面はツルツルしてなかったので、Illustratorで

自作「ポメラ」用ケースへの道:⑨縁の処理

 パーツ接着以降、DM250Xを実際に収納してみて暫く経過しましたが、やはり懸念通りパーツ接着がどうしても上手くいっていない箇所がありました。 (前回の記事はこちら)  数回熱溶着を試しているのですがどうにもなりませんので、穴が空いたところはセメダインで接着しました。  改めてケースを見てみますと、前面パーツと背面パーツがぴったり重なっておらず段差が見えるところがありますし、オーロラPVCの切断面が鋭いのが気になります。  PVCの小物製作について調べるとパイピングで

自作「ポメラ」用ケースへの道:⑩テグスによる平縫い

 前回記事でケースの縁を全てクリアPVCのテープで包みましたが、アイロン掛けだけではやはり接着に不安が残ります。 (前回の記事はこちら)  そこでテープの上から平縫いをすることにしました。  実は平縫い自体はテープ包み以前からパーツ接着後の補強として実施予定でした。下記の記事は今回の伏線だったわけですね。  当初はあのグチャァ…な銀糸を解いたやつで縫う予定であり、そもそもその目的で購入してたのですが、1本差しペンシースで幾つか問題点が発覚したこと、パーツ接着されてる

自作「ポメラ」用ケースへの道:⑪仕上げ、完成

 前回ついに縁の処理が終わったケース。ただ、作成開始からここまで予想外なまでに時間が掛かってしまった為(だいたいパーツ接着剥がれのせい)、クリーニングのうえ再点検する必要があります。 (前回の記事はこちら)  まず目立ったのが平縫いの糸始末に使ったスーパーXの付着。最後にテグス引くとき蓋開けたチューブを手に持ったままやっちゃったのでドバーと垂れちゃったんですよね……幸いケース本体には殆ど付かなかったんですが、これは除去しないと目立ちます。  色々調べた結果、マニキュ