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[読書感想文]#1チャレンジング・トムを読んで

読書がけっこう趣味だったりします。僕です。
ペースはそんなに早くないんですけど、だいたい月に2冊は読みます。
本は偉大だと思います。先人達の知恵が詰まった書物であり、手軽に読める。教科書を読むより本を読む方が将来に活かせることを学べると考えます。

読書感想文の書き方はよく分かりませんが、読んだ本の中で面白いと感じた部分は、共有していきたいと思います。

初回はチャレンジング・トムという本です。

この本は、2020東京オリンピックにて、女子バスケットボール日本代表初の銀メダル獲得、という快挙を成し遂げた、ヘッドコーチの「トム・ホーバス」
という方の本です。

自分もバスケをやっているので、この方の成し遂げた事の凄さはよく分かります。

この本では、そこに至るまでの経緯や、トムホーバス自身が大切にしていることなどが書かれています。その中でも特に面白いと思った部分を紹介していきます。

トム・ホーバスの顔写真

限界は自分で決めない

よく指導者は、「限界を超えろ!」とか、そんな感じの言葉を言ってきますよね。選手としては、あまり気乗りしない言葉ではありますが、指導者としてはやはり、選手達に自分の限界を勝手に決めてほしくないそうです。

というのも、トムホーバスさん含め、指導者には、その選手のある程度の「天井」が見えるそうで、選手達は、指導者が考える天井の下に、限界を作ってしまいがちだそうです。

そして、指導者の考える天井と、選手自身が考える限界のギャップを埋めていくことが、指導者の仕事である。というのがトムホーバスさんの考えです。

神は細部に宿る

意味はとても単純ですが、
「一見すると地味で基本的な作業も、丁寧に積み上げることで、大きな結果に繋がる」
という意味です。
よく聞く意味ですが、表現に惹かれました。日本人はよく、このことを「継続は力なり」とか、「水滴石を穿つ」って言いますよね。それらの言葉より、よっぽどしっくりきます。外国の方ならではの表現だなーと思い、とても気に入りました。自分も使わせていただきます。

日本人であることに自信を持つ

バスケットの世界では、日本は、ヨーロッパ諸国やアメリカなどに比べ、まだまだ発展途上です。
その差を埋めるために、これからの日本のバスケットボールプレイヤーに大切なことは
「日本人であることに自信を持つこと」だと考えているそうです。

日本人は、外国の方にくらべ、体格も小さく身体能力も高くありません。そういう点で、つい世界と戦うときに気後れしてしまうことが、日本では多いそうです。しかし、日本人だからこその強みがあること、アメリカ出身のトムホーバスさんは考えているそうです。

だからこそ、外国の身体の大きい選手を見ても、臆せずに日本人であることに自信をもってプレーすべきだと書かれていました。

自分の感想

自分がこの本を読んだ感想です。

今まで、いろんなスポーツの指導者が書かれた本を読んできました。なので、内容は今まで聞いた事のある事もありましたが、あまり本を読んでこなかった方にとっては、学べる事の多い本だと思います。

とくに、外国出身の方が書いている本なので、
日本人である我々とは違った目線から、日本人について学べるというのが、1番のポイントかなと思います。

トムホーバスさんは現在、女子日本代表での功績が認められて、男子日本代表のヘッドコーチに就任されています。今後の活躍を、いちバスケットボールプライヤーとして、とても楽しみにしています。

この本が気になった方は、ぜひ読んでみてください!!次は何読もうかなー

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