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好きな漫画の話

ご無沙汰しております。りんごです🍎

大学が春休みに入り、ここ最近はずっとだらだらとした日々を送っています。みなさんはいかがお過ごしですか?
そろそろnote更新したいなぁ、なんて思いながらも、取り上げたいテーマが見つからずどうしたものかと考えていましたが、今回は今までのようなジェンダー・セクシュアリティに関する記事とは違う、ポップなものを書いてみようと思います!

そのものずばり、私の好きな漫画についてです。

私は長いことオタクとして生きてきたわけですが(#1参照)、正直漫画をちゃんと読むようになったのは高校生になってからです。
週刊誌をマメに読むタイプでもなかったですし、親が漫画好きというわけでもなかったので、私のオタク生活の中で漫画はある意味遠い存在でした。
ですが、今では私もすっかり漫画畑の人間🤗正直アニメを観るより漫画を読む方が性に合っているようで、とても好きです。
というわけで、今回は私の好きな漫画をご紹介させていただいます!おもしろそう、と思ったらぜひ読んでみてくださいね。


  • 『君と僕。』堀田きいち Gファンタジーコミックス

bookwalkerより

最初に紹介するのは、私が漫画を読むようになったきっかけとも言える作品。『君と僕。』は数年間の休載を経て、2022年に完結したばかりで、まだ最終巻の余韻が残っています。
どんなストーリーかと言われてまっさきに上げられる言葉は青春物語。公式でも「青春グラフィティ」と紹介されていたり、かなりゆったりまったりとした、男子高校生たちの毎日の学園生活を優しいタッチの絵で描いています。
物語の大きな起伏はあまりなく、登場人物たちの人間関係の変化や心の変化を丁寧に描いている、ラブコメと言っていいと思います。
メインキャラクターは最終的に5人なのですが、私は中でも浅羽悠太というキャラクターが大好きで……マイペースながらも周りをよく見ている双子のお兄ちゃんなのですが、空気からしてもう大好きです。同じ学校にいたら絶対恋してます。
物語の中でもこの悠太と双子の弟の祐希の関係性はかなり重要な要素になっていて、2人ともほとんどマスキュリンな描写がないからなんだかシスターフッドみを感じちゃいます。
で、私的な『君と僕。』の魅力の大部分を占めるのが、堀田きいち先生の水彩イラストです!透明感があってあったかくて優しいイラストがとっても素敵で、画集も買ったし影響を受けて透明水彩絵の具も買いました。今でもたまに水彩で絵を描くのは、堀田先生の影響です。
そんなこんなで、優しくてちょっと笑える高校生たちの世界に浸りたい方はぜひ!!



  • 『屍鬼』原作: 小野不由美 漫画: 藤崎竜 ジャンプコミックス

BookLiveより

いきなり毛色が変わりますが、続いてはホラー漫画である『屍鬼』。こちらの作品は、原作が小野不由美さんによる同名の小説で、アニメ化もされています。
私は初めにアニメを観て、その後に小説を読んだのですが、原作がいちばん!となりがちな私としては珍しく、どの展開も最高におもしろくて大好きです。小説は引くほど長いので気軽に読んで!とは言えなくても、アニメや漫画ならさくっとおすすめできるのでありがたいです。とはいえ、漫画化するにあたって原作者の小野さんから小説とは違う展開にしてほしいと提示されたそうで、漫画とアニメは原作とはかなり違う結末になってます。それでもどっちもおもしろいです。
ざっくりとストーリーを説明すると、都心からかなーーり離れた小さな村落で、突然死亡者が相次ぎ、その謎を解明していくとその先には人ならざる存在が浮かび上がってきて…みたいな感じです。この物語の主人公はひとりではなく、数人の視点を切り替えながらお話が進んでいきます。
私が『屍鬼』のなにが好きなのかと言うと、いわゆる勧善懲悪ではなく、「化け物」と「人間」の異常性と正常性がひっくりかえるお話だというところ。暴走していく人間たちの恐ろしさが尋常ではなく、何度も「うげぇ」となりながら読んでました。ちなみにグロテスクな描写も結構あるのでご注意を。
この作品は結末も最高で、押しつけがましくなくてぞわぞわする怖さを残したまま終わるんです。ネタバレになるから何も言えない!!読んでほしい!!
個人的には、「死は等価なの 特別に酷い死はない だからこそ死は恐ろしい!」「日頃の行いとか年齢とか個性とかお金持ちとか美人であるとか そんなものはその人が生きている間しか意味を持たないの!!それを全て無意味にしてしまうからどんな死も酷いことなのよ!!!」という台詞がずっと脳に残っていて、忘れられないです。本当にそのとおりだよなぁ〜。



  • 『のだめカンタービレ』著者: 二ノ宮知子 講談社コミックスKiss

講談社コミックプラスより

これは今更紹介するまでもない気がしますが、最後は『のだめカンタービレ』!!私の人生の中でいちばん好きな漫画と言っても過言ではないかもしれません。そのくらい、大好きで何度も読み返している作品です。
あらすじ紹介はいらないかもしれませんが、簡単に言うと、天才的なピアノの腕を持つが生活面は壊滅的で変態チックな野田恵(のだめ)と、俺様で偉そうだけど実際音楽の天才である千秋真一の、クラシックを題材にしたラブコメです。2人の音楽的な成長や、互いに対する想いの変化、2人をとりまくクラシック界のあれこれをユーモラスに力強く、怒涛の展開で描いています。
私はこの2人の関係性がなにより大好きで、読むたびに憧れやら幸福感やらで口角が上がりっぱなしになります。そもそも2人が恋人になるまでが長くて、ちゃんと必然性のある惹かれ方をしているところも最高です。2人とも対等で、お互いの音楽を認めて大切にしてて、支え合いつつも究極的には独立して歩んでる感じが本当に素敵なんです。
のだめの描かれ方も最高で、少女漫画によく出てくるようなキャラクターからはかけ離れた、掃除ができなくてお風呂に入るのも嫌いで変態で食い意地が張っていて自己主張をしっかりする女性なんです。最高。ミソジニーの塊みたいな恋敵キャラも出てきませんし、のだめに出てくる女性はみんなどこか図々しさがあって、人生を楽しく生きています。男性の描写も、マスキュリンな思考を押しつけてくるような人物もいませんし、本当にストレスフリーに楽しめる作品だと思います。
最近新装版が出たので、私も買っちゃいました。まだ全部は揃っていないので、はやく揃えたい!


今回は悩んだ末に3作品を紹介してみました。紹介文を書きながら、もう一回読みたいなぁという気になってきて、うずうずしています。
また好きな小説や映画の話もしようと思います。今回の記事も楽しんでいただけていたら幸いです!

それではまた。よければTwitterもフォローしてくださいね!😍


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