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秋〜冬『おいしいものどこかな?』

(動物の冬眠について伝える)

森も風が冷たくなり、動物たちも冬眠の季節になってきました。おいしい食べ物をたくさん集めて温かい春まで眠って待つのです。
そろそろリスさんも冬眠の準備をし始めます。

「あ〜もう木の葉っぱも落ちてきたし、寒くなってきたな。息も白いし・・・今年も無事に冬を越せるかな〜」
「そうなったらもう冬眠の準備をしなきゃ!おいしい食べ物をたくさん集めよう!」
そう言って食べ物探しに出かけたリスさん、どんなおいしいものが見つかるでしょうか。
少し歩くと、なんだかふさふさのしっぽが見えます。
誰のしっぽでしょうか?
しっぽの正体はキツネさんでした。
ですが、なんだか困っているようです。
「冬眠のために食べ物を探しているんだ。岩の上にキノコがあるんだけど、僕だけじゃ取れなくて・・・」
「私も手伝ってあげるよ!」
「本当?!それじゃあ一緒に取ろう」
二人は力を合わせて岩の上にあるキノコを取ることにしました。
キツネの頭にリスが乗って挑戦です。
「ん〜!!あともう少し!」
「リスさん頑張って!」
こうして二人はキノコを無事取ることができました!
仲良くなったリスとキツネは冬眠中の食べ物を一緒に探すことにしました。
しばらく歩くとそこには。
またまたしっぽが見えました。
今度は誰のしっぽでしょうか。


しっぽの正体はタヌキさんでした。
ですが、困っているようです。
「どうしたの?」二人が聞くと
「冬眠のために食べ物を探していたんだ。りんごを見つけたけど、両手に持てなくて・・・」
「そうだったんだ!僕たちも持ってあげるよ!」

「それは助かるありがとう!」
こうして三人は一緒に食べ物探しながら、お話をして仲良くなりました。
冬眠のた目の食べ物が十分に見つかった頃・・・
しんしんしん・・・・
「あ!雪が降ってきた!」
「綺麗だね」「うん」
「僕たちのおやすみの合図だね」
今年は温かく楽しく冬を越せそうな三人でした。
また春になったら会おうね。



*動物さんたちは寒い冬の間はなかなか食べ物が見つけられないので、寒くなる前に食べ物を蓄えて穴に潜って冬を越します。そして雪が溶け始め温かくなった春になるとまた穴から出て活動を始めるのです。



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