見出し画像

プロレスリングノア〜カルッツかわさき大会 色んなことがありました

※今回の記事はツイッターのTL上での現地組と公式のつぶやきを元に書いています。試合内容についてはジータスの放送後に行う予定です。

大会前は丸藤武藤らのユニット「M's allianceの新メンバー」「jrの軍団抗争」「GHCタッグ王座の行方」に注目が集まっていました。私が以前アップした事前レビューもおおよそそのような内容です。

しかし実際には我々ファンの想像を超える展開でした。

試合結果はこちら

具体的には
1.jr軍団抗争はスティンガーに軍配
2.金剛jrがスティンガーに宣戦布告
3.M's allianceの新メンバーは船木誠勝
4.GHCタッグは杉浦桜庭組が戴冠
5.11月22日横浜武道館大会決定
6.GHCタッグの次期挑戦者に征矢マサ北宮が名乗り
7.メイン終了後に中嶋が潮崎へヴァーチカルスパイクを決めて、AXIZを離脱→金剛入り
です。

1-4まではこれまでの話題の延長線上なので、特別大きなサプライズではありませんでした。※M's allianceに船木誠勝加入は予想してた人も多いですが、個人的にはノア旗揚げ時に引退表明していた船木が、2020年ノアのリングに上がるということに、かなり興奮しています。

5は単純に嬉しい衝撃ですね。元々予定されていた両国大会が中止となり、代替会場を皆が気にしていた中、今年開場する横浜武道館での興行が決定しました。

6も拳王が「なんでGHCタッグ王座決定戦に金剛を入れない!」という問題提起がなされていたので、まあ予想できなくはない流れですね。

しかし7については衝撃的でしたね。あれだけ結束をウリにしていたAXIZの崩壊、更に中嶋の金剛入り。特に後者についてはそうした伏線も無かったので、まさにインパクト大の動きでした。そしてこれはノアヘビーの大きな地殻変動の引き金になったかもしれません。

中嶋が金剛入りしても、「お前のことが嫌いだ」と公言していたマサ北宮との仲がしっくりハマるのか?これを不満に感じるマサ北宮が金剛を離脱する。はたまた拳王と中嶋はN-1で直接対決を控えています。ここでの勝敗からの中嶋による金剛乗っ取り等も考えられます。

一方潮崎側。傷心の潮崎に肩を貸したのは清宮でした。かつて清宮は潮崎とタッグを組み、18年のグローバルタッグリーグを制しています。ゴーカイタッグ復活か?それでは稲葉とのタッグはどうなるのか?そして谷口の動向…。こうして考えるだけでも妄想が広がる展開です。

もちろんこうした裏切り的な動きに拒否感を抱く方も多いと思います。しかし団体としては様々な話題を広げていかねばはならない面もあります。今は良い試合さえしていれば、収益が上がるという時代ではありません。ある程度の賛否両論が出る形にして、ファン同士が話題に挙げる団体にならねばなりません。もちろん2016年頃のように「全ての試合がBADEND」では中々難しいところですが…。

しかしそのへんは大丈夫でしょう。自由を謳歌しているように見せてM's allianceのメンバーでノアを明るく照らす丸藤。そして当初は寄せ集め軍団だったが、結果的に「杉浦貴」というボスの下で、カオスな明るさとノア伝統の激しさを両立する杉浦軍。彼らがいる限り、そこまで悲劇的な流れにはならないと思います。なので、「ノアにBADENDなんてー」とおっしゃらずに、ファンの方も少し広い目で団体を見てほしいと思います。


最後になりましたが、今大会のプロデューサーとして大車輪の働きをしたのは大原はじめでした。残念ながら悲願の地元戴冠とはなりませんでしたが、「この負けを必ず次に活かす」と力強く宣言した姿に感銘を受けました。ぜひ来年も川崎でノアの試合をやってもらいたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?