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プロレスリングノア〜8・30カルッツかわさき大会展望

さて8.30カルッツかわさき大会に向けての前哨戦が全て終了となり、あとは大会の開催までじっと待つのみとなりました。しかしただ待つのもなんですし、今回の大会の展望について書いてみたいと思います。

※今回の記事のトップ画像はツイッターでノア関連の素晴らしいイラストをアップしていらっしゃるお三方【TACKさん(@TACK59089236)、連れてってくれ1000円さん(@shun064)、siroiroさん(@siroiro19)】の合作です。掲載許可はsiroiroさんより頂きました。カルッツかわさき大会のツイートをするときは是非こちらの画像をご利用ください!

0.カード編成について

まずはカード編成です。こちらの公式サイトをご覧ください。そして8月23日時点の配信先は日テレジータス(9/4に録画放送)です。ノアの試合配信先についての情報はこちらの記事をご覧ください。大会のテーマとしては「ノアjrの再編」「M's alliance(武藤、丸藤、望月、宮本、松井珠理奈のユニット)の新メンバー登場」そして「GHCタッグ王者決定戦(前王者のレネ・デュプリとイホ・デ・ドクトル・ワグナーJrの来日不可からの返上のため)」が中心です。それでは第一試合からいきましょう!

1.「モハメドヨネVS宮本裕向」

テーマは「キン肉バスターorムーンサルトプレス?」です。ヨネはノア生え抜きではありませんが、ノア設立後の早い時期からノアに参戦し、ノアが低迷したときも様々な面で支えてくれました。最近ではクワイエット・ストームとの名コンビの印象が強いですね。今年レスラー生活25周年記念イヤーを迎えており、ベテランとしての活躍が光ります。一方の宮本。6月にM's allianceへ加入したイメージが強いですが、2018年には当時のGHCヘビー級王者拳王に挑戦を果たしており、実はノアとは縁がある選手です。また木高とのヤンキー二丁拳銃のタッグで名を馳せているように、どちらかというとタッグのイメージが強い選手ではあります。ヨネがキン肉バスターで25周年イヤーを白星で飾るか?はたまた宮本がムーンサルトプレスでM's allianceへ勢いを付ける勝利となるか?

2.原田大輔&YO-HEY&岡田欣也VSタダスケ&仁王&覇王」

テーマは「元ラーテルズVS金剛jr」です。先日の新木場大会で、原田&YO-HEY(元ラーテルズ)を裏切り、正式に金剛に加入したタダスケ。タダスケは不退転の決意で原田&YO-HEYに反旗を翻しました。このタダスケへの制裁を原田&YO-HEYの二人が果たせるのか?はたまたタダスケが返り討ちにするのか?原田&YO-HEYはHAYATAのスティンガー入り以降、結果が出ておらず、ここから巻き返しを図りたいところです。一方良い試合は出来ているものの、ベルトという目に見える結果の出せていない金剛jr。タダスケの加入によって、ベルト戦線へ向けた勢いを繋げられるか?お互いのチームが巻き返しを狙う為にも負けられない戦いです。試合のテーマとしてはjrの軍団対立ですが、着実に成長している若手の岡田の躍動に注目してもらいたいです。個人的には4月〜6月のTVマッチ期間に小柄ながらも徐々に存在感を出し始めた覇王の活躍にも注目しています。

3.清宮海斗&(谷口周平→諸橋晴也) &稲葉大樹 vs 鈴木秀樹&NOSAWA論外&カズ・ハヤシ

テーマ「VS鈴木秀樹」です。フリー選手ではありますが、杉浦軍の一員としてノアのマットに上がる鈴木秀樹。これまでシングルマッチでは潮崎中嶋といった中心選手に絡んでいましたが、清宮とはまだシングル対決がありません。SNS上で期待される「清宮VS鈴木秀樹」がこの試合の延長線上に繋がるのか?という部分に私は注目しています。もちろん清宮側からすれば、シングルでの対戦から共闘に繋げた稲葉と結成したタッグチームに勢いをつけたいところです。彼らが目指す先には、この日のメインで争われるGHCタッグなのは明白です。そこに向けてインパクトを残せるのか?それとも鈴木秀樹が跳ね返すのか?はたまたリデットエンターテイメントが旗揚げする新団体GLEATの中心メンバーであるカズ&NOSAWAが話題をさらっていくのか?見どころの多い6人タッグです。

谷口が発熱のため欠場となり、諸橋晴也がピンチヒッターとして出場します。いつ呼ばれてても準備ができている諸橋は凄いですねえ。

4.GHCjrヘビー級タッグタイトルマッチ:小川良成&HAYATAVS小峠篤司&大原はじめ

こちらの試合テーマは「ベルトを巡るjrの軍団抗争」です。現在ノアjrのベルトを総取りしているのは鈴木、小川、HAYATAのスティンガーというユニットです。スティンガーはこれまでノアjrを牽引していた原田率いるラーテルズを粉砕し、圧倒的な存在感を示しています。対するは小峠、大原、吉岡のFULL THROTTLEです。これはTVマッチ期間中の5月に小峠が動いて結成したユニットです。3人のなかでのリーダー決定戦もTVマッチで行われるなど、TVマッチの申し子と言えるでしょう。GHCjrのシングル王座経験者同士の小川&HAYATAの技術は盤石であり、強力なタッグです。しかしFULL THROTTLEも小峠は元jr二冠王。そして今大会の運営を大きく引っ張ってくれた地元川崎出身の大原。どちらもノアjr中心への強い渇望があります。個人的には今大会のベストバウトを期待したい注目カードです。

5.GHCjrヘビー級タイトルマッチ:鈴木鼓太郎VS吉岡世起

「ストップ・ザ・鼓太郎」。これ以外のテーマはありませんね。再入団こそしていませんが、2018年のノアマットへの復帰以後、「ノアjr強さの象徴」として高い壁となって君臨している鈴木鼓太郎。今年は同じスティンガーの小川からGHCjr王座を奪取し、強さだけではなく「ノアjrの象徴」へとなりつつあります。その鈴木鼓太郎への挑戦を宣言したのは吉岡です。当初は杉浦軍の一員としてノアに参戦した吉岡ですが、現在はFULL THROTTLEに参加。参戦当初こそノアのリズムに合わないこともありましたが、徐々にアジャストしてきました。特にこれまでのノアjrには少なかった「スピードを活かす動き」でインパクトを残しています。吉岡がFULL THROTTLEのスピードでノアjrの頂点に立つのか?それとも鈴木鼓太郎が吉岡を跳ね返し「絶対王者」への歩みを進めるのか?

6.丸藤正道&武藤敬司&望月成晃&「M」VS拳王&マサ北宮&征矢学&稲村愛輝

「Mは誰だ?&N-1への展望」。この試合は2つのテーマを挙げたいです。まずはM’s allianceの新メンバーですね。丸藤、武藤、望月、宮本。更にSKE48から松井珠理奈、レジェンドOBとして前田日明。現役、レジェンドOBやアイドルと「時代とジャンルを横断したユニット」となったM’s alliance。この日は新メンバーとして新たなMが登場することになっています(イニシャルにMがあることが加入資格)。SNS上でも「次のM」について様々な意見が挙がっています。是非大会まで皆さんで考えてもらいたいですね。またもう一つのテーマが「N-1への展望」です。ノアヘビー級のシングルリーグ戦のN-1が今年は9.18名古屋より開催されます。そしてこのカードは武藤とM以外の全員がN-1参戦者で占められています!N-1に向けたアピールや因縁などがこのカードから生まれるかもしれませんね。8人タッグという混戦で一番のインパクトをとるのは誰になるでしょうか?

7.GHCタッグ王座決定戦:潮崎豪&中嶋勝彦VS杉浦貴&桜庭和志

「成るか二冠王!」。この大会のメインイベントはGHCタッグ王座決定戦です。先日の横浜では拳王と歴史に残る試合を演じた潮崎。GHCナショナル王座こそ失ったものの、依然としてレスラーとして凄まじい幅を持つ中嶋。彼らとGHCタッグ王座をかけて戦うのは「アイ・アム・チョーノ・ガッデム」ではなく「ノアの全てを見てきた」杉浦と「MMAのレジェンド」桜庭のタッグです。前哨戦が2回行われましたが、潮崎が桜庭にタップアウト杉浦が潮崎にフォール負けと星は五分五分です。潮崎中嶋杉浦といういわゆる「ノアらしい」選手の中に、異分子として桜庭が混ざることで、試合展開に予想がつかない形になりました。潮崎の受け身の強さを無効化できる桜庭。鈴木秀樹戦で見せた懐の深さを桜庭相手でも中嶋が見せることができるか?また、潮崎と杉浦の「ザ・ノア」というべき攻防。さらには合体攻撃等…。タッグマッチならではの見どころが満載です。そして潮崎&中嶋がベルトを取り「今度こそ潮崎が二冠成るか」。それとも「ノアの強さの象徴がN-1前にベルトを奪還するか?」どちらに転んでも今後が楽しみになりますね。


※今回は今のところリアルタイム配信が無いので、レビューはジータス配信以降なります…。

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