見出し画像

CC2024展望〜Aブロック編

さて。いよいよ開催が迫ったCC2024。今年は「外敵王者への挑戦者決定戦」ではなく。純粋に「今一番強い奴をきめようぜ!」というテーマになりそうです。外向けの大きなインパクトはないかもしれませんが。ここまで積み重ねた各々の戦いのテーマを考えると、かなり趣きのあるカードもあります。そんな今年のCC2024について。各選手の簡単な紹介と注目カードを挙げてみました。今回はAブロック編です。


芦野祥太郎(5年連続5度目の出場/2023年優勝)

「革新&連覇!」。参加メンバーの中で唯一連覇の可能性がある芦野。去年はCC制覇からの外敵三冠王者永田へ挑戦!という流れがきたものの。負傷により無念の欠場。その長期欠場明けも当日の三冠王者中嶋に苦杯をなめるなど。完全復活!とは至らぬ状況。それを打破するのはCC優勝でしょう。あのとき手放してしまったチャンスと言う名の前髪。それを今度こそ掴み、ゼンニチ新時代を超える「芦野祥太郎の新時代」を築いてほしい!

注目カード(4.21:幕張デイビーボーイ・スミスJr戦)

ともにグラウンドの腕に覚えのある両者。そこに加えて「でかい選手をやっつける!」という芦野の哲学がどう作用するか!芦野の巧みと受けの強さが光る一戦になりそうです!

宮原健斗(11年連続11度目の出場/2019年優勝)

「キングオブゼンニチの名にかけて!」。我らが大将宮原健斗も最近はタッグ戦線での活躍が目立ち。シングルでも「俺が俺が!」より「下の世代を引っ張りあげる」というシーンが多く見られています。しかし安齊が三冠をとったことにより。もう「引っ張り上げる時期」は終わったでしょう。己のベルトである三冠ベルトを取り戻す前に。ここは2度目のCC優勝で「宮原健斗ここにあり」を示してもらいたい!

注目カード(5.6後楽園:デイビーボーイ・スミスJr戦)
Aブロック最終戦でもありこのカードの勝者=Aブロック優勝者となる可能性が高い。それだけではなく、どう考えても面白くなることしか想像できないカードです。エンジン全開の宮原健斗を見たい!裏にあるオールスター戦を吹き飛ばしてベストバウトを取っちまえ!

青柳優馬(6年連続6度目の出場/2022年最年少優勝(26歳6カ月))

「ゼンニチの青は青柳の青!」安齊が三冠を取ったことで加速したゼンニチ新時代。しかし青柳が「外敵王者からベルトを奪還して宮原健斗超えをなし得た」からこそ。巨大な壁に風穴を空けたからからこそ。今のゼンニチ新時代があるとぼくは思います。キャリは10年にして若き名勝負製造機となりつつある青柳。しかしここは結果にこだわってほしい!CCを優勝し、もっと全日本プロレスを青に染めあげてほしい!

注目カード(4.21幕張:宮原健斗戦)

思えば昨年のCC。野村直矢のマキシマムを繰り出して宮原超えをなしえた青柳。あのときの勢いがその後の三冠戴冠に繋がったのかもしれません。それだけに「もう宮原時代には戻させないこと」 は大事です。対宮原シングル3連勝を飾って一気にCC優勝に前進してほしい!

大森北斗(2年連続2度目の出場)

「器用さの先を目指して!」大森はいわゆる「仕事のできる器用な選手枠」もこなせます。しかし最強タッグ優勝者を舐めてはいけません。特に3.30大田区で時計の針が大きく進んだ今。年齢やキャリアを考えると、結果的に狭間の世代に括られかねません。昨年の最強タッグの勢いをもう一度。そして大森には「器用さ」ではなく「強さ」をCCで示してほしいです。優勝してぜひとも「俺を舐めんじゃねえぞ!」と叫んでくれほっくん!

注目カード(4.18後楽園:芦野祥太郎戦)

長丁場のリーグ戦とはいえ、やはり幸先よくスタートを切りたいところ。大森の初戦の相手は芦野。前年度優勝者が相手だけにそう簡単には勝てないかもしれません。しかしここでバシッと勝利を収めることができれば?勢い良くその後の試合も進められるでしょう!

綾部蓮(初出場

「青年よ!さらに大きく育て!」。3.30大田区大会でオールジャパニーズみんなが待ち望んでいでいた嬉しいお知らせ。それは「綾部蓮の全日本プロレス入団」でした。身長200cmという全日本戦士らしいデカさを持ち、更に27歳と年齢も若い。CC2024は経験を積む大会なのか?それとも優勝して「俺も新時代だ!」と宣言するのか?綾部の活躍の活躍=Aブロックの面白さの伸び代。ぼくはそれを大いに期待してます!

注目カード(4.29黒部:デイビーボーイ・スミスJr戦)

綾部が自分と近いサイズの選手と試合ができる。それこそがまさに彼が全日本プロレスに入団したからこそできる経験です。スミスJrはサイズだけでなくキャリアも豊富。ガンガンぶつかり泥臭くても良いから勝利に拘ってほしい!

黒潮TOKYOジャパン(4年ぶり2度目の出場)※フリー選手

「明るく楽しくの体現者!」。CC2024は地方を含めて多くの試合があります。その状況であれば。日本全国どこでも盛り上げられる。観客全員を笑顔にさせることができる。そんな選手はとても大事です。黒潮の明るさはCC2024の出場選手の中でも随一でしょう。もちろんそれだけではありません。前回(20年)参戦時には当時の三冠王者諏訪魔も下す実績もあり。明るさだけではなくしっかりとした強さも持つ黒潮がリーグ戦をかきまわし、全日本プロレスのてっぺんに到達するか!

注目カード(4.29黒部:宮原健斗戦)

やはり黒潮といえば宮原戦でしょう!もちろん入場対決という部分もありますが。両者とも会場を広く使い観客の目を飽きさせないという長所があり。地方会場だからこそその長所がリーグ戦を活きるとぼくは思います。リーグ戦の中盤だけに、ここでの星取りが今後に大きく影響するやもしれません。

デイビーボーイ・スミスJr.(初出場)※フリー選手

「お前をずっと待ってたぜ!」。そう全ぼくが叫んでいる参戦選手です。思えばコロナ禍によって幻となった20年春のCC。あれから4年。ついにスミスJrがCC参戦!196cmと大型でパワーもあり。一方でテクニックも豊富なので、どの選手とも好勝負が期待できます。もちろん内容だけではなく本人は、父がなし得なかったCC優勝という大きな目標を抱いているでしょう。優勝候補本命がその力でリーグ戦を圧倒するか!

注目カード(4.18後楽園:青柳優馬戦)

どのカードも気になりますが特にぼくが注目しているのが青柳戦です。他の選手は打ち合いなりテクニカル勝負なりと、ある程度想定はできます。しかし万能型かつ曲者の青柳との試合は良い意味で想像しにくいです。パワーか?テクニカルか?はたまた変拍子か?開幕から何がおきるか予想がつかないカードです。

サイラス(2年連続2度目の出場)※フリー選手

「デカいは強いを示せ!」。年始から全日本プロレスへの参戦をSNSで訴え続けたサイラス。ファンからの熱い要望がありつつも中々参戦が発表されず、やきもきした状況が続きました。しかしこの度正式にCC2024の参戦が決定。コロナ禍を支えた全日本プロレスの常連ガイジン選手としては、そろそろしっかりとした結果を出したいところ。誰よりもでかい選手は誰よりも強いんだ!それをCC2024で証明してくれ!

注目カード(5.3仙台:デイビーボーイ・スミスJr.戦)

「デカい選手同士がバーンとぶつかって汗が飛沫となって飛ぶ」「それがプロレスだ」という馬場の言葉を体現するであろう試合がこれです。サイラスとしてはこの試合に勝利して「ゼンニチのガイジントップは俺だぞ!」と満天下に示したい!プライドをかけた一戦になりそうです。

Bブロックはこちらをご覧ください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?