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ボロ布日記 Vol.1 No.1-5

No.1 アメリカ軍 M65 フィッシュテールパーカ 

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まず一発目は絶対に手放さないだろうなというものからということで、永遠の名作シックスファイブ! 色々なブランドにコピーされているマスターピース、ウシジマ君のあれです。青島刑事はM51です。細かい説明は先人たちに任せます。ググってみてください。Burberryの1枚袖やトレンチコートレベルに比肩する定番型担ってくるのではないでしょうか。写真はMサイズ(82年製)ですが、XS(確か80年代製)も持っており、友だちの家のクローゼットに預けてあります。シーズンごとに気分で大小入れ替えて着ています。ポイントはロングコートなのに、フィッシュテール部分の紐を結べば、バイクや自転車に跨がれる仕様になっているという点。また、フードもヘルメットの上からかぶれるようになっています。私は自転車に乗るので、この点がロクゴーを愛する大きな理由です。が、見過ごされ易いようで、色んなデザイナーがコピーする際にこのデティールは端折られがちです。最近どんどん値上がりしてるらしいので、金に困ったら、この二着を売ればそこそこの金額になるはず。

No.2 アメリカ軍 M65 フィールドパンツ 84年製

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 上下セットでということでフィールドパンツも。膝周りの立体的なデザインが好きで履いています。オーバーパンツなので、本来はパンツの上に履くのが正解ですが、普通にも履きたいよねということで、S-ShortとS-Regularを2本所有(どちらも80年代)。アホですね。短いのを履くと膝周りのデザインがよりわかりやすくて良いです。また、このパンツが自分の中で太さの基準になっていて、これより太いパンツは日常着としては使いづらいという判断をしています。草彅剛がとあるYou Tubeの動画で「寒いときはデニムの上に太いデニムを履く」と言っていたで、「おお、仲間がいる」と勝手に思ったことがあります。

No.3 オランダ軍 コンバットパンツ(ナイフポケット) 

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ここから先は、ミリタリー繋がりでしばらく軍モノシリーズで行きたいと思います。こちらは90年代のものをデッドストックで入手。SYNTEX社製の100%コットンなんですが、詰め詰めに織られた生地の光沢が素晴らしい。にもかかわらず値段は安い。ユニクロUのパンツと同じくらいの価格で手に入ると思います。こんな極上の生地、今どきこの値段で手に入らないですよ。とか言ってると、そのうちユニクロがSUVINコットンシリーズとかやりだすかもしれませんね。90年代が軍モノで100%コットンが使われていた最後の時代じゃないでしょうか。シルエットもとても上品な微テーパードで普遍的なところが所有理由です。レングスが長すぎるので切りたいのですが、切ると何かのバランスが崩れてシルエットがおかしくなってしまうのではないかと思い、なかなか踏み切れないでいます。

No.4 チェコ軍 M85 ハイウエストフィールドパンツ

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恐らく80年代のもの。オーバーパンツのため前立のチャックがついていないので、酔っ払ってると漏らしそうになるし、股付近に止血帯を出すための孔が空いていて冬は寒いのですが、独特の激テーパードと茶味がかった絶妙なカーキ色が好きで履いています。この色はチェコ軍特有の色ですね。

No.5 ベルギー軍 M64 フィールドパンツ

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 こちらもオランダ軍と同様SYNTEX社製。ものすごいテーパードが掛かっているユニークなシルエットと、コットン100%の生地の光沢が好きで履いています。こちらのコットン生地はオランダ軍のコットンパンツに比べてかなり分厚いので、洗濯をすると乾くまで異常に時間がかるため、乾燥機必須で面倒くさいです。あと、腰の骨がよじれそうなくらい重い。しかし、そういう面倒くささを凌駕するほどの暖かさと持っていたいと思わせる品質があります。で、バカなので、デッドストック(74年製)と履着古されたやつ(72年製)を2本所有。両者、肌触りや生地の質感がかなり違うので、気分で好きな質感の方を履いています。テーパードが好きなのは、単純に冬寒くないから。寒いのが苦手です。

 試しにやってみましたが、写真撮って、デティール調べて記事書いてって結構面倒くさいですね。記事にするほど愛がない服は手放すという方針でやっていく予定なのでちょうど良いハードルかもしれません。軍モノシリーズはまだ続きそうです。ちなみに、M52チノとかM47とか最近流行って高騰しているフランス軍関係は持っていません。しかし、5種類紹介しただけで、もう8着なのか…。


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