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「言えないコトバ」を読んで。

今週も益田ミリさん。今日の本は、昔どこぞかで読んだ本が単行本となり、しかも集英社文庫のナツイチに選ばれていた「言えないコトバ」。

脱力しながらも、やっぱりピリっとするお話ばかりなのと、今回は「言えないコトバ」の数々のエピソード。
私もその言葉言えないわーっていうのばかりで、ほぅほぅとなるばかり。
日常のちょっとしたヒトコマ、着眼点が面白い。
そしてやっぱり気合入れて読まなくていい、このゆるさがたまらない。

この本を最初に読んだのが、10年くらい前。刊行は2012年だそうだけど、その時と今と時代も変わっているので、今では言える言葉になりました、とか注釈がついてるもの面白い。私もそうだもの。スパッツをレギンス、ズボンをパンツ、10年前は言えなかったけど、最近たまに言えたりする。笑

さて、私も言えないというか、言いたくない言葉がある。
「ムカつく」って言葉。

あまり好きではない。かなり好きではない。
かれこれ高校時代から言わないし言えない言葉となった。
時代なのか年齢なのか、30年近く前はこの言葉が至るところで聞こえて来て(まぁ中学生とか高校生だったからかね)副担任の先生が、この言葉は言った人も言われた人も誰も気分よくならないから、俺みんなで使うのをやめて無くなって欲しいんだよねー!?って冗談ぽく提案してきたのが始まり。
どうしても言いたい時は「極めて不愉快」くらいがいいという話になった。

妙に納得して、それから本当にただの一度も使っていない。
「極めて不愉快」も使っていないけど。笑
ただ、先生の言葉は今でも納得している。

時代の言葉といえば、最近のうちのお子さん。
「うわーまじか!神!」とかね、「エグい!」「恥ずい」とかね。笑
言葉にも時代があるのだろうなぁと思いながら聞いている。そして私には言える時代がくるのかな?!と思う。

で、こちらの本。「悩ましい国語辞典」
これも、気合い入れて読むぞ!!っていう本ではないけど、最近の言葉の意味の変遷。そんな言葉に気づかせてくれて、これもカバンに入れておくと、ちょっと読みたいときに楽しめて嬉しい本。
なんでも動詞になりがちな日本語、「チンする」とか、「ディスる」とかね。
今時の人がじゃんじゃん言葉を作るからなぁなんて思っていたら
江戸時代にも「茶漬る」(ちゃづる)・・茶漬飯を食べる、とか
「痴話る」(ちわる)・・男女がいちゃつく とか、新語があったというから驚きで。
それと、江戸時代も今と変わらず、今時の人たちがいて、そんなことが言葉になるほどブームのようなこともあったのかな?なーんて思いを馳せるのもまた楽しい。そんな発見もある本です。

いつの時代も、言葉は人の会話から生まれていくんだなぁ。

今年は夏に向けてナツイチの本をいくつか購入したので、かわいい猫の、ヨマニャのしおりも頂いちゃった。 たくさんは要らないので、私の分とお子さんの分で二つ。

使いやすいかと言われると、うまく使えない・・私はびりっと破いてしまいそうだけど、書店員さんは大絶賛だった。これいいですよ!!って。
だから使い方次第で便利なんだろうと、いまだに試行錯誤しております。

さて、今日のおやつ。。。ですが、オーブンが一度タイマーを回すと永遠に加熱が止まらないという恐ろしい状態になり、修理工場へ連れて行かれました。
しばらくお休みですね。。
しょぼぼん。

ではまた来週〜。

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