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ネバーエンディングストーリー

昨年の9月、我が家にわんこがやって来た。耳ダニ等の治療に時間がかかったのか、ペットショップの店頭にお目見えした時には、すでに生後4ヶ月。初めて見たパパさんは大型犬の子どもかもしれないと思ったらしい。

子ども達が長年可愛がって来たぬいぐるみにそっくりで、ご縁を感じて迎え入れた。

ペキニーズとミニチュアダックスフンドのミックスで、下顎が1cmしゃくれている愛嬌のある風貌はどこか、ネバーエンディングストーリーのファルコンに似ている。散歩していると、「何犬ですか?」とよく聞かれ、殺伐とした昨今、そこだけは以前のあるべきコミュニケーションが広がり、少しほっとする。家族からは相変わらず、今は陽キャ(陽気なキャラクター)を封印してくれと注意されてはいるけれど、ついつい会話してしまう。

ファルコンを迎えて初めての冬、いつものように朝の散歩に出かけようと自宅を出ると、久しぶりに近所のママ友さんに会った。数ヵ月前に珍しい子犬を迎えたらしい、とうちの次男がそこのお子さんから聞いていたお宅だ。すると、「うちのわんちゃんに似てる!ちょっと待ってて、連れて来るから。」とママ友さん。暫くして、「ワンワン」と声が聞こえて、それがファルコンそっくりで、期待が高まる。

登場したその子は、ファルコンに似ていた。お顔も毛の色も、何より声がそっくりだった。朝にも関わらず、キャーキャー騒いで、お互い興奮しながら確認し合った。

誕生日➡️一緒

出身地➡️一緒

後日、ブリーダーさんも一緒と判明。きょうだいが見つかったのだ。こんなことってあるだろうか。南の島からやって来て、違うペットショップに別れ、引き取られたのがそれぞれ隣の建物だなんて!ファルコンはやっぱりラッキードラゴン。

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