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赤ちゃんの後追い、いつからいつまで?気をつけることは?

赤ちゃんの発達の過程で、保護者が赤ちゃんから離れようとすると不安になり、追いかける「後追い」というのがあります。ただ、かわいいなあと思う反面、保護者にとっては毎日のことで、大変なこともあるのではないでしょうか。

この記事では、赤ちゃんの後追いはどのようなものか、いつからいつまで後追いするのか、その時期に気をつけることなどについてまとめましたので、こちらで紹介したいと思います。

後追いは発達の段階のひとつ

後追いは、赤ちゃんが長時間いっしょにいる保護者に愛着が形成される過程で生まれるもので、保護者のあとをくっついてまわることをいいます。後追いがはじまると、保護者がちょっとトイレで姿を見せなくなることにも不安を抱き、赤ちゃんが離れたがならいので、保護者にとっては困ることも多々あります。ただ、後追いは赤ちゃんの心が順調に育っており、かつ保護者と赤ちゃんの間での愛着形成がうまくいっていることの証であるため、喜ばしいことでもあります。

後追いはいつからいつまで?

赤ちゃんは、生後3ヶ月から6ヶ月ごろになると、特定のひとに対しての愛着行動をするようになり、その後生後6ヶ月を過ぎると、「知っているひと・知らないひと」の区別がつくこともあり、人見知りが始まります。この頃か、少し過ぎてから(ハイハイが始まって自分で動き回れるようになってくるくらい)の生後8~9ヶ月ごろから、後追いがはじまるといわれています。

子どもにより後追いの程度などは違いますが、一般的に後追いは2歳から3歳までは続くといわれています。

後追いする時期に気をつけたいこと

後追いの時期は、子どもの成長とともに終わるとされていますが、後追い時期に赤ちゃんへの対応でおすすめのことや、気をつけたいことなどを解説します。

・声かけ…赤ちゃんの目の前から離れる際には声かけをし、不安感をできるだけ取り除いてあげられるようにしましょう。

・いないいないばあ…後追いは、赤ちゃんが「対象の永続性」を獲得することでなくなるといわれています。これは、「目の前にいたものが一時的にいなくなるけれど、また出てくる」といった経験を何度もして、赤ちゃんのワーキングメモリ(短期記憶)を鍛えることも重要です。いないいないばあは、ワーキングメモリを鍛える遊びとしてとても有効です!

・預ける際のポイント…赤ちゃんは空腹時や機嫌が悪いときなど、離れることへの不安を感じやすいことがあるため、他の大人に預ける際は、授乳やお昼寝をすませ、赤ちゃんができるだけご機嫌な状態のときに行うのがポイントです。また、できれば赤ちゃんが慣れているひとで、預けるときは同じような手順を踏む方が赤ちゃんも安心です。

・安全面に気をつける…赤ちゃんが後追いする時期は、ハイハイなどが始まる時期と一致することが多いので、赤ちゃんが触ったり口に入れたりすると危ないもの、ぶつかりそうなもの、ケガのおそれがあるものなどをあらかじめ取り除いておきましょう。

まとめ

・赤ちゃんの後追いがいつからいつまであるのか、気をつけることなどについて紹介しました

・後追いは、赤ちゃんが健全に育っている証拠でもあります

・赤ちゃんの後追い時期は、成長とともにおさまります。その時期にできること、気をつけたいことなど工夫しながらやっていきましょう!

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