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INTPと遊ぶ約束をしたINFJの頭ん中

ついに、この時がきた。
これまで実生活ではタイプ診断の話題を持ち出さないようにしてきたが、語れそうなお仲間が身近にいたのだ。

私のLINEに公式アカウント以外が追加されるのは一体何年ぶりだろう。
「もっと話したいけど急に連絡先聞いたり休日に遊ぼうって言うのはさすがに迷惑かな…?」とウジウジする私とは違い、
興味センサーが反応したらまるで磁石のように対象物にピタッと距離を詰めるINTP氏の素直さに感動しながら感謝している。

これは私がINTPというタイプへ抱く偏見だが、控えめに見えて決して(自分にとっての)好機を逃さない鋭い目と反射神経を持っていると思う。
興味がないことに関しては「どうなろうと知ったこっちゃない」という顔をしているが、自分のセンサーが反応すること(例えばお目当てのイベントや何かしらの発売日など)は確実に取りに行く印象だ。

お互いIN型だし、頭の中で常に何かを考えていて一見「心ここに在らず」に見えるところはINFJと似ている気がするが、
INFJが「常識人に見えて実は全く地に足がついていない」のに対し、INTPは「常識に興味がなさそうに見えて、必要な瞬間には誰よりも的確」だと思う。
まさに脳ある鷹が爪を隠しているようで憧れる。
この記事を含め私の文章(の書き方)にはおそらくT型への憧れが色濃く出ているのだが、中でもNTへの思いは特に強い。
ふわふわと湧き出るアイディアをどうやって論理的にまとめているのだろう。
人に説明するのも上手いし、脳内で膨大な量のアイディアを綺麗に整頓できているのだと思う。
管理された図書館のように整然としているのだろうか。
私もそんな感覚を一度で良いから味わってみたい。


実は件のINTP氏はこれを読んでいる可能性がある。
というか、おそらく「読んでほしいな」と私が思っている。
距離が近づく前、私は「この子になら私の頭の中のグルグルを見せれる気がする…見せてみたい…見せたらどうなる…?きっとたぶん私の直感が正しければきっと興味を持ってくれるはず…でもでも…」とウジウジしていたのだが(その期間およそ1年かそれ以上に及ぶ)
とうとう我慢できなくなって、ここで公開しているエッセイを読んでもらった。
INFJの心のドアが一つ開かれた貴重な瞬間だった。
思った以上の反応を返してくれたので、その日は夜まで交感神経が昂っていた。
何がそこまで嬉しいかと言うと、一番はこんなお気持ちさえ明かしてしまいたいと思える人と出会ったことだ(しかもこんな「もしかしたら読んでくれるかも」に期待する方法で)。
客観的に見たら今の私はとても不気味だろう。
それに、もし相手が遊び終わった後でこのお気持ち文章に気付いたとしたら「会う前に読んでおけば良かった…」と思わせるかもしれないし、
人によっては何だか試されているようで不快な気分になるかもしれない。

にもかかわらず、今日はこうして頭の中をさらけ出している。
なぜだろう。
自分のこんな不気味ささえ面白がってくれるんじゃないかと期待しているせいだろうか。
期待というより、もはや安心に近いかもしれない。
「受け入れる」だとか「分かってくれる」だとかそういう言葉も素敵だとは思うが、同時に少し「重い」気もする。
私が求めている空間は、むやみに共感したり慰めたりするのではなく、純粋に互いに興味を持って絶妙な距離感で手持ちカードを見せ合うような場なのかもしれない。


ここまで書いてやっぱりどうだろう。
自分の不気味さが許容範囲内かどうか、心配になってきた。
「心配になってきた」と言いながら結局ダラダラとお気持ちを表明し続けているし、えいやと公開してしまうのだが。
きっと許されると確信している自分がやっぱりさらにもっと不気味だ。
大丈夫だろうか。私。

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