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職場のインドネシア人同僚に習った本場の美味しいテンペの下処理の仕方

いつも職場で食べ物の話をする同僚がいる。

生きることは食べること。が本来の造語なら、
私らの場合、食べる為に生きている。という方が相応しいのかもしれない。

美味しいものを食べる為の努力は惜しまない同僚C。
食オタの私と台頭に渡り合えるのは今のところ彼しかいないと思っている。

職場からの帰り道に彼の家があるので、ふらっと帰りに寄れるという
便利さと、私が特に世界の料理を好きだというのを知っていて、
Cがたまにインドネシア料理を振る舞ってくれる金曜がある。
(なんといい人!)

彼が好きなソトアヤム(インドネシアの鶏スープ)が前回、
そして今回はソトミーという中華麺ベースの麺料理だった。

soto  mie (ソト ミー)
揚げた春巻きが入っていてあっさりスープとこっくり感が合う!

ソトミー(SOTO MIE)の前菜として、インドネシアの代表食品、
テンペのフライを出してくれたのだがその時に、日本人が米を炊く前は
研いでから炊く。という常識中の常識のように(知らない西洋人はたくさんいる)、テンペの下処理、これをやらないインドネシア人はいないと思う!
的にやるテンペの下処理があると聞いた。

それは水を張ったボールに、塩(小さじ1ぐらい)ににんにくを入れ、
小さじ1/2のコリアンダーパウダー
を入れて、そこにスライスしておいたテンペを少しの間漬けておくらしいのだ!

お酢につけておく、というのは聞いた事があったけど、
やったことがなかったしこのちょっとした下味をつけるというのは初めて聞いた。

テンペフライ
ブンブというピーナッツソースをつけて食べる。ガドガドのソースと同じやつ

他にもテンペを醤油などでマリネしてから調理する、というのは西洋的な方法なのだな、とその時思った。あれも醤油とかに漬け込みすぎるとすぐ焦げるから、先にこの下処理をしてから揚がってからマリネした方が美味しいのかもしれない。(勝手な想像)

揚げ油の準備ができると、ささっと水気を取って揚げてくれたのだが、
いつもパサっている感じのテンペも、この方法だと少しふっくら感が出て
美味しいなと思った。

これとご飯があればもう立派なご飯だよ。とCは言う。

インドネシアでは他にもテンペはカレーに使ったり、
いろんな風に食べられているらしいから、来年はもうちょっとテンペ料理
開拓してみたいなと思った。


ビンセントというブランドのテンペ

Cが「ヘルスフードショップで売ってるテンペよりアジアングローサリーで買うテンペの方が美味しいと思うよ。」と言ってこれはNot bad (そんな悪くない)と言っていた。

私もこの黄色のテンペはよく買っていたので、おぉーそこまで
路線はズレてなかったんだな、と思って安心した。

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