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マグノリア/木蓮の花ピクルスを作ってみました

Photo by Bianca Ackermann

メルボルンでは今現在(8月末)、
木蓮の花があちこちで咲いています。

英語ではマグノリアと言って、名前にしている人もまれにいたり
とてもゴージャスなお花で庭先でよく見ます。

春の訪れの花として日本でも冬の終わり頃から
蕾が大きくなり始めていたのを覚えています。


木蓮のちぎり絵の栞

木蓮には少し思い入れがありまして、
木蓮を知ったのは私が小学3年生の時。

当時の担任の木村先生が転向されることになって、
可愛がってもらっていた私は木村先生が最後に、とくださった
栞のモチーフのちぎり絵が木蓮でした。

それ以来公園を通るたびに咲いている木蓮を見つけては
木村先生はお元気にされているだろうか。と
思いつつ、今でもメルボルンで見かけては同じことを
思っています。

私にとって、花と人はとても密着に関係づいています。

木蓮の花は食用にもなる!

去年辺り、パーマカルチャーの人たちのSNSで
マグノリアの花を食べている姿を発見して、
しかも大量に咲く花をピクルスにして保存食としている方も
いらして、これは!!!と早速マグノリアを持つ友達に
メッセージ。

「マグノリアってピクルスにできるらしいねんけど、
花ある?」と聞いたら、

「へぇーそうなのか!どうりでポッサム達が
蕾の頃から食べ続けて、毎年ほっとんど
なくなるんだよね。今年もそうだわ。」とお返事。

そうなのかーーーーと諦めていたのですが、
時はめぐり今年はどうだろうか?と同じ友達に
再挑戦したら、「今年は網をかけといてあげる!」と
蕾の状態でいただけることになりました。

木蓮に毒性はある?

いただいた木蓮

食べる際に気になるのが毒性ですが
マグノリアは125種類ほどの種類があって、
観賞用にも人気なので交配がとても進んでいて
種類もたくさん!

日本では旅館や高山の名物とされる朴葉(ほおば)味噌焼き
等にも利用されたり、朴葉がマグノリアと初めて知りました!

中国では厚朴(こうぼく)=マグノリアの樹皮を乾燥させて、
半夏厚朴湯という漢方に入っていたりします。

犬猫にも毒性は少なく比較的安心な木蓮のようですが、
食べる際にはどのタイプの木蓮か、確かめることをオススメします。

花弁

今回蕾をくれた友達は花びらをサラダに入れて
生で食べてみた。

と言っていたので安心してこれは食べられるんだな、と
私も生で一枚食べてみたら、食べた瞬間少しピリッとした
味わいで食べた瞬間にしょうが!?ガリ?!とお寿司を
思い出しました。

食べた瞬間にこれはアジア料理と合うわ!と盛り上がりました。
私はとても好きな味!

この中の部分がとてもなんかモチーフ的に可愛くて、
これでイヤリング作ったらめっちゃ可愛いだろうなーと
一人盛り上がってました。

色がきれい

本当は多分一番安い色のついていないお酢だと
もっと色が強調されていいんでしょうけど、
この時はスーパーで買ったすし酢が残っていたので
それを少し煮立てて花にかけ入れました。

そんな入れるだけ。な簡単ピクルスですが、
麺に入れて食べてみたらやっぱり合いました!

春のはこべ、だし麹、木蓮の花のピクルス和え麺

庭のはこべも採ってきて、野趣溢れる味わいです。

インスタグラムの方ではリールを作ってみたので
興味ある人は見てみてください。

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