【裏側公開!】Vtuberとして「所得税基本通達の制定について」(法令解釈通達)の一部改正(案)(雑所得の例示等)に対するパブリックコメント
今話題になっている、「所得税基本通達の制定について」(法令解釈通達)の一部改正(案)(雑所得の例示等)について、調べてコメントしました。
私が投稿した「パブリックコメント」全文は<こちら>です
今回の改正案を要約すると
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「事業所得」「山林所得」以外の「税込み300万円未満の売上」の「副所得」を「雑所得」として取り扱う。
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という改正案のようです。
ネットで騒がれているのは、「300万以下の副業が雑収入になり、税金が増える!クリエイター大打撃!」というポイントが多かった印象でした。
ん~~??
ちょっと待ってください・・・
【1】「事業」にすればいいのでは・・・?
いやいや、知識のない私の早計な答えかもしれない。と調べてみましたが、
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「事業所得」(事業から得られた所得)と認められない所得に「雑所得」があります。「事業所得」とは、利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得及び一時所得の、10種類のいずれにも当たる所得であり、それらに当てはまらない所得、例えば公的年金等や副業に係る所得などを「雑所得」とする。
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ということは、「給与所得」でも含まれていますし、ちゃんと事業を計画すれば「事業所得」に入るということになります。
【2】ますます、「事業」にすれば解決なのでは・・・?
Vtuberでも副業でも、無計画に進めている人が全体的に多く、しっかりと成果を上げていくには「計画性」や「マーケティング研究」が必要です。
なんとなくやっている人にそれらを進めても「趣味だから」と逃げたり、「わからない」とやらずに「伸びない」と愚痴をこぼしている人をよく見かけます。
「副業」を始める人は「収入に不安がある」から始める人が多いと思いますので、困っている人の補助はあってほしい。という思いと、
「計画性もなく」やっている人たちに、本気で向き合って強くならないと、毎日は変わらないぞ!という思いを込めて、パブリックコメントを投稿しました。
この改正案の背景には、中身のない事業で赤字計上をして、不当に税金を下げる方法を販売している情報商材やセミナーへの「対策」があることもわかります。
しかし、一律「税込み300万円未満」を取り上げるだけて騒いでいる人たちも、自分に影響があるかどうかの「自分目線」のみだったり、「話題性」「SEO」用に書かれているものも多いです。
国が出したものに対して、一個人が騒いでも、ネットが騒いでも変わることはないとして、出てしまうものを「よりよい使い方をすればいい」のでは。というのが私の考えです。
「副業」を始める人は「収入に不安がある」から始める人が多いので、困っている人に国の補助はあってほしい
「事業計画」を必須にして「計画性」や「お金の使い方」をフォローして、強い国民を育てるいい機会なのでは
という2点をパブリックコメントにまとめて投稿しました。
「対策」が必要なのだとしても、一律「税込み300万円未満」では、将来税金を払う「若い芽」まで摘んでしまいます。
「事業計画」を必須として、「事業計画」をチェックする人件費は「将来税金を払う国民の教育」のための先行投資となりますので、税金の使い方としても、無駄ではないのではないかなと感じます。
ここは選挙等で国民の意見も含めて判断される部分かな思います。
【3】日本人こそ「お金」に強い!
日本はサラリーマンが多くなり、会社が「年末調整」をしてくれる関係で、「お金に弱い」人がとても多いです。
それは、「お金」「現実」から目を背けるからです。
本来の日本人は「計画性」や「数字」に強い国民です。
現状のお金の弱さは、「課金」に食費すらも使ってしまうような、「お金の計画性」のなさまで下がっています。
税金をいわれるがまま払うサラリーマンもたくさんいますが、ここはたくさんいる「普通」の層でしょう。
私が怖いと思うのは、「自分の生活を維持することすらできないお金の使い方」をしている層がいることです。
これらは将来のイメージがつかないことが原因の場合もあります。
例えば、結婚して子供を作り、その生活費にどのぐらいかかるのか。
恋人ができて、将来をイメージするまで、それらを調べることもないでしょう。
妊娠してお金が必要になってから、「え!そんなに必要だったの!」となってからでは手遅れの場合があります。
ここで、調べて何とかしよう!となればいいですが、調べもせず常識外の行動をとって世間をにぎわせることになる可能性もあります。調べる癖がない人たちは、後者になる可能性も十分にあります。
そして、
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給料日になるたびに「課金」をして「食費がない」と言いながら「彼女が欲しい」と言います。
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この層が、将来日本を支える世代に来ます。
こんな怖いことはない。というのが私の思いです。
そんな層を少しでも減らすには、「将来の計画を立てる」「将来のイメージをつくる」は大事ではないかなと思います。
実際、「イメージできない人」に何を言っても「無駄」でした。
しかし「イメージできたこと」には行動が伴っていましたので、「計画することを学ぶ」ことは非常に有効的だと思います。
「計画を立て」て「準備する」ことで、「将来のイメージ」ができるようになり、不安が具体化されますが、希望も一緒に持つことができます。
具体的な不安であれば、事前に対策や準備もできて、緩和や解消ができます。
漠然とした不安だけで、ガチャ課金してきた人たちには、将来に耐えられる体力はありません。
【4】立ち上がった人に「補助」を!
そんな中「副業」を始めた人たちに「事業所得」として認められるための「事業計画」をフォローして、強い国民を育てることは有意義じゃないかなと思います。
以上の思いを「無駄に反対してもしかたない」ので、前に進む、ポジティブな提案という形で、まとめさせていただきました。
いろんな意見があると思います。
コメント等頂けると嬉しいです。
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