『我と汝』孤独な哲学者マルティン・ブーバー
現在の資本主義を批判した人がたくさんいます。
その一人が孤高の哲学者マルティン・ブーバー
『我と汝・対話』(岩波書店)は現代人が読むべき一冊だと思います。
現代社会で仕事や成功に直結する内容ではありません。
しかし、インフルエンサーの本やビジネス本を100冊読むより、この本を100回読むことで現代社会を生き抜くヒントがあります。
「人間は<それ>なくしては生きることはできない
しかし、<それ>のみで生きるのは人間ではない」
マルティン・ブーバー『我と汝・対話』より
<それ>を今の価値あるものに置き換えるとわかりやすい。
例えば
人間は<お金>なくして生きることはできない。
しかし、<お金>だけに生きるのは人間ではない。
他にも
人間は<食事>なくして生きることはできない。
しかし、<食事>だけに生きるのは人間ではない。
いま、経済的成功した人やグルメな人が成功者だと風潮があります。
芸能人やネットのインフルエンサーに多いですね。こういうタイプ
しかし、これらの人は真の人間ではないとマルティン・ブーバーは半世紀前にぶった切ってます。
お金や成功ではなく、我と「なんじ」関係性、愛、義を大切にする。
それこそ真の人間です。
このブーバーの考え方が大好きです
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