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010|失業日記|棚卸し

本が多くなってきたので手放すことにした。
これまでも本が増えるごとに定期的にメルカリやブックオフに出すようにしていたのが気がつけば本棚からはみ出す量に。

雑誌、映画のパンフレット、フリーペーパー、美術展の図録など蓄積していく。
手に入れる時はひとつずつ増えていくので気にならないが、まとまった量になったときハッとするのだった。

雑誌はかさばるけれど常に流行を反映しているので、いずれ資料として使えるんじゃないかと思い捨てられない。実際、高校生のとき古本で買った原宿系ストリートスナップの雑誌『FRUiTS』1998年の号が、今年のY2Kファッションの流行で価値が上がっていた。古本で200円くらいだったと思うが、メルカリで3000円台で取引されているのを見て驚いた。「少し前」はださくて、「20年モノ」はかっこいい、新しい。ネットで簡単に画像検索ができても、当時物の雑誌の佇まいにはかなわない。タイムカプセルのようにしまっておきたい。

断捨離ブームで手放してしまった本たちをときどき懐かしく思い出す。(とくにファッション雑誌)一枚の映画のフライヤーも、展覧会の半券も記憶がよみがえるトリガーになる。紙物の処分は本当に悩む。

そして本棚を整理しながらあれこれ思い出す。取り掛かろうと思った編み物の本、DIYの本、学び直し目的で買った英単語帳…色々やってみたかったことを思い出す。私は形から入るタイプなので、その時の趣味ごと何冊かずつ本がある。移り変わるマイブーム。情けなく面白がりながら、せっかくなので見つけた『キクタン』の付属CDを流して発音しながら作業をした。CDは2枚組で、パート1は開封済でパート2は未開封だった。(きっと途中で飽きたんだな…)いま時間があるからまた勉強しようと思った。

読みかけ、未読の本もたくさんあった。常に複数同時に読んでいるので、ひといきで読了している本の方が少ないように思う。こんな本もあったかな…とときどき手を止めながら売る本を50冊くらいピックアップした。

今日の作業を終え、これから気をつけることが浮かんできた
・1度に1冊以上本を増やさない:一冊ずつ読み終える
・飽きやすい自分を自覚する

そして、TikTokに保存していたお気に入り動画の整理もした。レシピや写真の撮り方、デザインのコツ、色々役立ちそうだなと思って保存しているのだけれど、すぐ実践したこと以外はほとんど忘れている。特に、〇〇な人の特徴○選、○代にやっておくべきこと○選などのタイトルの動画が多く保存されていて、その多くは見返すとほぼどうでも良いことばかりだった。ひとつひとつ削除していたら2時間ほど経っていた。情報過多な時代、情報を持っているだけでお腹いっぱいになっている節がある。目ではなく手を動かすこと。これも気をつけたい。

今日もお疲れ様でした。




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