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光造形でユルキャラの型をつくってみる002(成形大失敗編)

手動射出成形機のINARIを使って色々と試してみようと思い。まずは手軽に光造形で型データを作ってみることにしました。前回、型を造形したまではよかったんですが。。。タイトルにもある通り大失敗でした。

できた型を手動射出成型機INARIにセットします。

そして確実に樹脂を充填するために、勢いよくレバーを倒します。
『バキッ』
ん?バキ??

割れた。。。
型を締結するために四隅にボルトを使用しています。その締結している部分が、樹脂の勢いに耐えられずに簡単に割れてしまいました。対策しなければいけないことは後でまとめるとして。。。ダメになったのは正面ですので、まだ背面の型が残っています。
今度は勢いに負けないようにゆっくりと樹脂を充填してみます。

割れなかった!!けど、充填されてない。。。
今回は割れませんでしたが、樹脂は型に十分には行き渡りませんでした。何度か試してみましたが結果はほぼ同じ、そして最終的には型にヒビが入ってきてしまいました。このヒビは樹脂の勢いではなくおそらく樹脂の熱に耐えられなかったと思われます。光造形の型ですのでこれはまあ想定内といえば想定内。

というわけで、初回の型は大失敗という結果に終わりました。
反省点は色々とありますが大きく2つ
・型の強度不足
・樹脂の流動不足
次回はこの点を対策して設計・造形していきたいと思います。