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会社にある3Dプリンターの基本の基本の基本

弊社には試作を行う前に、3Dプリンタで造形確認を行っています。
最近新しく導入したForm3+とFDMタイプのプリンタを用途によって使い分けています。
3Dプリンタも様々な種類がでてきました。若干浦島太郎状態です。
そこで、今弊社にあるタイプの基本の基本の基本を紹介したいと思います。

FDM  熱溶解積層方式(Fused Deposition Modeling)
樹脂を一層ずつ積み上げていく造形方法です。
他の方式でも同じですが、積層ピッチを細かくすることで造形物の精度は変わります。光造形などに比べると積層間の段差が目立ちがちではありますが、用途・サイズによっては強度もあるので便利です。
現在では10万円以下のモデルも多くでています。低コストで利用しやすいタイプです。

FDM方式(左:積層大 右:積層小)

LFS  (Low Force Stereolithography)
Form3+で採用された方式になります。SLA(光造形)の進化系といった感じでしょうか。
従来の光造形ではレーザー発振器から照射されるUVレーザー光をガルバノメーターという鏡を経由して照射していました。
LFSはレーザーを移動させ垂直なビームを一貫して照射する機構(LPU)になっています。この技術によりデータ通りの精度の高い造形が可能になりました。

LFS方式

コスト、精度、時間など、考えることは様々あります。
弊社内でも用途を加味し、最適な活用をしていきたいと思っています。



(・・・おもちゃが増えたぜeyyyyyyyy)