見出し画像

跡を継いだときの話

どうもモールドテックです。
の、代表です。

代表といってもモールドテックという会社は現在3名。うち1名は経理・事務なので実働部隊としては2名という小さな会社です。元々は父の立ち上げた会社なので自分は2代目になります。
跡を継いだのは今から11年前の2010年11月。。。

継ぐ前の会社の現状

今でこそデザインから製作の手配まで色々なことをやらせて頂いていますが、当時は金型設計を専門とした設計屋でした。

父の代は、いわゆる1社2社依存で客先からくる仕事を正確に処理して納めるというのが仕事の進め方でした。これは当時の中小企業としては普通のことで特に珍しいことでもありません。ところが、自体は一変します。

リーマンショック、人件費の安い国への流出
今ではあまり違和感はないですが当時はかなりショックでした。
さらにさらにうちの事情でいくと
当時、売り上げの8割を出していたお客様が倒産するという。。。
控えめに言って最悪でした。

知ってもらうこと

当時はまだ30代。これから十年、二十年とやっていかなければいけないのですから当然このままで良いわけはありません。
何はともあれ1社2社依存を脱却すること、
そのためには
何はともあれ『知ってもらう』こと
と考えて色々と動き出すことにしました。

まずは費用がかからず、サクッと早く始められるネットから手をつけようと
ホームページを作り、
ブログをはじめ、
そしてSNSをはじめました。
今では当たり前のことですが当時はまだホームページの無い会社が多かったですし、SNSもmixiが全盛でtwitterが出回り始めたころしたらから、早いほうではないかなと。。。

そしてそもそも知名度がまったくない会社がネットだけやってたのでは駄目だろうと思い、色々なところに顔を出すようになりました。ちなみに当時の自分はかなりの人見知りでこれ正直かなり苦行でした。
ただ、仕事は暇だったので、時間だけはとにかくあったので、貯金はどんどん減っていくので。。。苦手とか言っている場合ではないというのが本当のところでした。

出会いが始まる

そうやって色々と動いてみると不思議なもので同じような考えを持った人と繋がるようになっていきます。同世代で同じような境遇の人と大げさではなく全国的に繋がるようになっていったのです。

当時は中小製造業がSNSを積極的に活用しているのが珍しいとして
新聞・雑誌などメディアで取り上げていただいたり、
人前でお話する機会をいただいたり、
今までに経験したことのないことを経験させていただき、出会いはどんどんと加速していきました。この時の活動と出会いが間違いなく今の自分の土台の一つになっています。

流石にその出会いが即仕事になることはなかったですが、今思えばそれが良かったのだと思います。仕事の前にお互いの思いや考えを共有していたことでいざ仕事が始まると本当にやりやすいのです。
ちなみに当時、『近くにいれば仕事になるじゃね?』という仕事クレクレ団(仮称)の方も近づいて来ましたが、思えばそういう方とは今はお付き合い無いです。

結果論ですがその時の出会いが十数年経って、直接・間接の違いはありますがかなりのお仕事に繋がっています。『撒いた種が10年経ってようやく芽が出てきた。』というイメージがしっくりきます。

こうして出会い、思いを共有し、今では仕事もさせて貰っているわけですが、この思いの共有については単に懇親会や会社訪問をしただけではなく、自分にとって非常に大きな二つの出来事がありました。
その二つの出来事とは。。。次回に続きます(もったいぶるほどのことではないけど長くなるので。。。)


続きはこちら