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実際に弊社で制作した事例のご紹介
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光造形でユルキャラの型をつくってみる003(再挑戦編)

久しぶりの更新になってしまいました。 手動射出成形機のINARIを使った実験として光造形の型を作ってみたのですが前回は見事に玉砕してしまいました。今回はその反省点を踏まえて型設計を見直し、再度製作してみました。 ちなみに前回までの記事はこちら そして前回までの反省点を踏まえて再制作したのがこちら 改善点は大きく2点あります。これは光造形にかぎらず金属製の型でも同じことが言えます 改善点1「ランナーの太さをシリンダーの径より太くする」 シリンダーの径よりも金型のランナ

光造形でユルキャラの型をつくってみる002(成形大失敗編)

手動射出成形機のINARIを使って色々と試してみようと思い。まずは手軽に光造形で型データを作ってみることにしました。前回、型を造形したまではよかったんですが。。。タイトルにもある通り大失敗でした。 できた型を手動射出成型機INARIにセットします。 そして確実に樹脂を充填するために、勢いよくレバーを倒します。 『バキッ』 ん?バキ?? 割れた。。。 型を締結するために四隅にボルトを使用しています。その締結している部分が、樹脂の勢いに耐えられずに簡単に割れてしまいました。

光造形でユルキャラの型を作ってみる(造形編)

手動射出成形機のINARIを使って色々と試してみようと思い。まずは手軽に光造形で型データを作ってみることにしました。題材はこちら 地元藤沢市のユルキャラ「ふじキュン」です。 本来ならこのイラストの状態から3Dデータを作っていくわけですが、色々と縁があって実はふじキュンは3Dデータが手元にあります。それがこちら このキャラクターを型にしていきます。 追々プラモデルのように複数のパーツで構成したいと思っていますが、初回ですのでまずは前と後ろの2パーツで構成することにします。

中学校で職業講話をさせて貰った話

地元の中学校で職業講話をさせていただきました。 昨年の秋は高校2年生50名に対してお話させていただきましたが今回は中学2年生20名がお相手になります。 自分への備忘録も兼ねて話した内容を書いておきたいと思います 前振り 50分という非常に限られた時間でのお話でしたので今回のテーマと途中でグループワークをして貰うことを前もって伝えました。 ちなみにテーマは『デザインってなんだ?』 グループワークは『椅子またはハサミをテーマに新しいデザインを考える』 自己紹介・会社紹介

石をスキャンした話

とある仕事で石を砕いた様な質感が欲しくて、ゼロからデータを作るのは大変なので本物の石を拾ってスキャンして3Dデータを作ることにしました。 石を拾う まずはスキャンをするための石を探します。 凹凸の具合とか、サイズ感とか、良さそうな石を拾ってきます。 これにしました。 石をスキャナーに乗せる 拾った石についている汚れを落としてからスキャナーに乗せます。 ちなみにスキャンの際にはテーブルが回転するので、石が倒れないように両面テープや練り消しゴムなどを使って補強します。