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事例をみてみる

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実際に弊社で制作した事例のご紹介
運営しているクリエイター

記事一覧

ゆるキャラを3Dにする

ゆるキャラとは、 とある様に、日本には数えくれないぐらい多くのゆるキャラがいるわけですが、ぬいぐるみや着ぐるみは別としてデータとしてはイスラストレーターなどの2次元データが殆どで3次元データになっているのは稀ではないでしょうか? 弊社ではそんなゆるキャラを3D化したりもしています。 地元藤沢市のゆるキャラ「ふじキュン」 このデータは正確には別の方が製作されたのですが、それを元に金型や3Dプリンターで造形しやすい様に修正させて頂いてます。 お隣茅ヶ崎市のゆるキャラ「えぼ

シャワーヘッドの設計(手書きイラストの3D化)

弊社では様々な分野のデザイン・設計をしていますが、手書きのイラストから実際に製作可能なデータを作成する場合もあります。今回はシャワーヘッドの事例をご紹介したいと思います。 手書きのイラストから線データを作成する 支給いただいたイラストをイラストレーターやCADを用いて線データ化します。また、イラストだけですと情報が足りませんので、想定されるターゲット層や価格帯など製品の情報をヒヤリングします。 線データを元に3Dデータを作成する 線データを元に3D化します。 イラスト

たぬき(置物)の3Dデータ化

現在、弊社は建物の老朽化のため建替えをしております。 いい機会なので色々なものを廃棄したのですが、その中のひとつ入り口に鎮座していたたぬきの置物も廃棄することにしました。 どうせ廃棄するなら、 この機会にスキャンしてデータ化してみようと思い立ち 早速スキャンしてみました。 日光の影響が出ないように室内に持ち込みスキャンした結果がこちら 結構、しっかり撮れました。 今回、試しに置物をスキャンしましたが、この様に思い出の品をスキャンしてデータ化して保存するという考え方はあり

ゲートカット治具の設計・製作

弊社では治具の設計・制作のご依頼も受けてます。そんな治具の中のひとつがエアーニッパーを用いた射出成形品のゲートをカットする治具になります。 これまで数台製作させて頂いてますが、 量産のラインで用いる刃物の検証用であったり ガラス入りの材料など手でカットするには労力がかかり過ぎる、 など。同じゲートカット治具でも目的は様々になります。 仕様を決める お客様へのヒヤリングを通して治具の仕様を決めていきます。 対象となる製品形状から ・ゲートをカットする方法(どの位置をどのよう

パネルディスカッション【発信型企業が拓く、ものづくりの未来】

ご縁があって電気通信大学さんでパネルディスカッションに参加させて頂きました。 なんだが仰々しいタイトルではありますが。。。構成は自分を含めた3社が各社30分のプレゼンをした後に30分パネルディスカッションを行うという計2時間の構成で行われました。 自社プレゼンでは 自分が実家に入るきっかけから、 会社を継いでわりと直ぐに来た最悪な状況、 そこからどうやって回復していったのか、 そして今どうなのか、 これから何をしていきたいのか、 と、自分が入社してから現在、そして将来の話

体験付き講座【プラスチック成形の基礎】

先日とある企業の意匠部門の方向けに『プラスチック成形の基本』講座をやらせていただきました。主催は大阪にある株式会社MACHICOCOさん。 MACHICOCOさんのホームページ https://www.machicoco.co.jp/ 今回の趣旨としては、意匠の仕事をする上で現状『ものづくり』や『プラスチック』に関する知識や経験が不足している。そのため今回の講座を通して『プラスチック』を体系的に学びそれを実際の業務に活かしたいというもの。 ということで座学の方は 『様々

夏のワークショップ【動く仕組みを学ぶモノづくり体験】

学童保育『ソフィアキッズ大倉山』様にて 夏のワークショップ【動く仕組みを学ぶモノづくり体験】 を開催させていただきました。 3Dプリンターで製作した歯車とリンク機構を使用して、部品の組合せによってどの様な動きになるのかを実際に体験していただきました。 まずは3Dプリンターで出力するためのCADデータをモデリングします。 色々な組合せを体験してもらうため大きさと歯数を変えた歯車を数パターンとリンクバー、それらを組み付けるためのピンをモデリングして3Dプリンターで出力します

ヘッドライトカバーのリバースエンジニアリング

とある旧車のヘッドライトカバーにヒビが入ってしまいこれを再現したいというご相談を頂きました。今回は車種やお客様のお名前が分からないようにすることを条件に公開の許可を頂きましたので事例としてご紹介したいと思います。 とにかく古い車ですから部品は手に入りません。そのため現物からデータを作って製作する必要があります。しかも、そこは旧車、手作業が入っているのでしょう、微妙に形状が対称でなく、取付の穴位置に関しては位置も径も対称になってないのは明らかでした。というわけで、左右それぞれ

光造形でユルキャラの型をつくってみる003(再挑戦編)

久しぶりの更新になってしまいました。 手動射出成形機のINARIを使った実験として光造形の型を作ってみたのですが前回は見事に玉砕してしまいました。今回はその反省点を踏まえて型設計を見直し、再度製作してみました。 ちなみに前回までの記事はこちら そして前回までの反省点を踏まえて再制作したのがこちら 改善点は大きく2点あります。これは光造形にかぎらず金属製の型でも同じことが言えます 改善点1「ランナーの太さをシリンダーの径より太くする」 シリンダーの径よりも金型のランナ

光造形でユルキャラの型をつくってみる002(成形大失敗編)

手動射出成形機のINARIを使って色々と試してみようと思い。まずは手軽に光造形で型データを作ってみることにしました。前回、型を造形したまではよかったんですが。。。タイトルにもある通り大失敗でした。 できた型を手動射出成型機INARIにセットします。 そして確実に樹脂を充填するために、勢いよくレバーを倒します。 『バキッ』 ん?バキ?? 割れた。。。 型を締結するために四隅にボルトを使用しています。その締結している部分が、樹脂の勢いに耐えられずに簡単に割れてしまいました。

光造形でユルキャラの型を作ってみる(造形編)

手動射出成形機のINARIを使って色々と試してみようと思い。まずは手軽に光造形で型データを作ってみることにしました。題材はこちら 地元藤沢市のユルキャラ「ふじキュン」です。 本来ならこのイラストの状態から3Dデータを作っていくわけですが、色々と縁があって実はふじキュンは3Dデータが手元にあります。それがこちら このキャラクターを型にしていきます。 追々プラモデルのように複数のパーツで構成したいと思っていますが、初回ですのでまずは前と後ろの2パーツで構成することにします。

中学校で職業講話をさせて貰った話

地元の中学校で職業講話をさせていただきました。 昨年の秋は高校2年生50名に対してお話させていただきましたが今回は中学2年生20名がお相手になります。 自分への備忘録も兼ねて話した内容を書いておきたいと思います 前振り 50分という非常に限られた時間でのお話でしたので今回のテーマと途中でグループワークをして貰うことを前もって伝えました。 ちなみにテーマは『デザインってなんだ?』 グループワークは『椅子またはハサミをテーマに新しいデザインを考える』 自己紹介・会社紹介

石をスキャンした話

とある仕事で石を砕いた様な質感が欲しくて、ゼロからデータを作るのは大変なので本物の石を拾ってスキャンして3Dデータを作ることにしました。 石を拾う まずはスキャンをするための石を探します。 凹凸の具合とか、サイズ感とか、良さそうな石を拾ってきます。 これにしました。 石をスキャナーに乗せる 拾った石についている汚れを落としてからスキャナーに乗せます。 ちなみにスキャンの際にはテーブルが回転するので、石が倒れないように両面テープや練り消しゴムなどを使って補強します。

地元の高校で講師をさせて貰った話

縁あって地元の工科系の高校で90分講師をさせて貰いました。 しゃべりのプロでもなんでもないし、自社の事例だけだと物足りないだろう。。。と、いうことで、社内外問わず色々な事例を出してその中で一つでも引っかかるものがあれば良しというやり方をとってみました。 ざっくりですが内容は ・100均のLEDライトはいくつの部品でできているか? ・ものづくりの流れ ・樹脂部品を量産する方法 ・環境問題について ・3Dプリンターの実演と事例 ・3Dスキャナーの実演と事例 ・自社の取組・事例