日記(ハムカツ)
今日は、スーパーに買い物へ。
食料品の色々を買って帰宅する。
今日はハムカツ^^
エコバッグを開いて食材をしまっていく。
しかし楽しく食材をしまっていっていたのも束の間
ある瞬間私は膝から崩れ落ちることになる。
それは、エコバッグの中に生ハムを見つける瞬間。
ハムカツ作成のためハムをカゴに入れたつもりが、ミスで生ハムを入れてしまっていたのだ。
泣ける。ケアレスミス。泣けるケアレスミス。
私は泣きながらどうしようか考える。
ハムカツは断念すべきか、それとも生ハムでハムカツを続行するか。
私は少し悩んだあと、涙でしょっぱくなった拳を握り
「よし」
と気合を入れる。
折衷案で行くことに決めた。
今ここにある生ハムは12枚。
全部重ねれば、十分ハムの厚さになるはず。
そう考えた私は、手を洗いハムを制作する。
生ハムとハムの間のこれを「ハム.5」と呼ぶことにする。
ハム.5は、狙い通り十分ハムの厚さになる。
パン粉、小麦粉、卵、油を用意し、ハムカツを作るしか無い状況に持ち込む。
いったん持ち込んでしまうとこっちのもの、
あれよあれよと言う間にハムカツ、いやハム.5カツが完成。
うれしい。さっき流した涙や、崩れ落ちた膝も報われる。
揚がったハム.5カツと、キャベツや米などを用意し、食卓へ。
最高の食卓。
しかし、「いただきます」をしたところで
箸を持ってくるのを忘れていることに気がついた。
ケアレスミス。泣ける。泣けるケアレスミス。
今日はケアレスミスの日だ。
それからケアレスミスが立て続けに発生する。
キッチンの引き出しを間違えて開けてしまう、とか冷蔵庫がちゃんとしまっていなかったので閉め直さなければならない、とか何を取りにきたのか忘れてしまう、とか。
それで箸を取りに行って食卓に戻ってくる頃には席を立ってから20分経過していた。
ハム.5カツは冷めていた。
しかしおいしかった。
ハム.5カツは冷めていても美味しいので、お弁当に適していると思った。
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