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7月6日開催! 【飯沢耕太郎と写真集を語りつくす Vol.19 『黙想録—横谷宣』】

横谷宣と写真評論家の飯沢耕太郎さんとのトークが7月6日午後4時より恵比寿にある写真集食堂「めぐたま」で開催される(詳細は以下リンク)。


5月8日に写真展がはじまってからこれまで2回ギャラリートークが開催され、いずれも大好評だった。そして、こんどのめぐたまでのトークが写真展開催中、横谷が人前で語る最後の機会となる。

めぐたまは食堂でありながら、内外5000冊の古今の写真集が自由に閲覧できる写真集図書館でもある。そこを舞台に、5月に発売された横谷宣写真集『黙想録』について、飯沢氏と語り合う。

飯沢氏は、15年前、無名だった横谷氏の作品を見て、その凄さをいちはやく評価した。それがきっかけで2009年に御茶ノ水のギャラリーバウハウスでの個展が実現。ギャラリーは開設以来最高の売上げを記録。その飯沢氏との15年ぶりの対談だ。

『黙想録』は通常の写真集の枠から大幅に逸脱している。写真集というメディアにはたいてい一定の様式がある。表紙には収録作品中のシンボリックな写真、そしてタイトル、撮影者、帯にはコピー。中には写真とキャプション、作品の理解を深めるためのまえがきや解説などが収められる。

だが、『黙想録』はそうした様式をいっさい踏襲していない。漆黒のカバーに小さな写真が掲載されているものの、作者名もない。中にも奥付以外、文字はいっさい記されていない。目次もなければ、ページのノンブルもない。


そのためか、写真集専門書店の人が、「これは写真集ではない」といったほどだ。だが、それは『黙想録』が既成の写真集のイメージに当てはまらないというだけのことだ。

この「写真集ではない」写真集を、数えきれないほど多くの写真集を見てきた飯沢氏はどのように読み解くのか。このような写真集を構想した横谷の思いとは何なのか。そのあたりの秘密が聞ける貴重な機会になるだろう。対談終了後は横谷を囲んで夕食会もある。ふるってご参加を。

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