自分で決められない人のための決める技術を読んで
この本を読んで決断力があるということの本質を理解できた。
普段決めていたと思ったことは思っただけで決めるということではないと思い知らされた。
意志と行動でセットで初めて決断したと言えるのだと認識した。
決める際は、必ず理由がセットであることが大切で、理由を理解していることで、他のことに応用できるようになる。
その理由のもとになるのが、次のマーケティングの11項目だ。
私たちが決断をできないのは、マーケティングの11項目がすべて埋まっていないからだと感じた。
マーケティングの11項目というのは、5W4Hに誰と、誰のためにの2要素を入れたものである。
私も大学でマーケティングを勉強していたが、この11項目については、知らなかった。
11項目が埋まっているだけで、心に安心を持って決断できることが理解できた。
ただし、11項目は、必ずしもすぐに埋められるものではない。
自分ですぐにで決めれる項目もあれば 相手との調整が必要な項目もある。
そのため、決断するときは、自分ですぐにできる事と相手に任さなければできないことを2つに分解する必要がある。
しかし、その11項目をすべて埋まるまで 待っているのではなく、埋められる項目から埋めてゆき、残りの項目は埋められるタイミングがきたら埋めることが多い。
マーケティングの11項目以外に、決断基準になるのが、マネージメントの3要素「時間・質・数字」である。
この3要素をバランス良く取り入れたときに決断することができる。
しかし、決断は必ず正しい決断で成功するとは限らない。
その為決断には、明確な撤退基準を決めておくことが大切である。
撤退基準を決める前に、最悪の状況を予測しておく必要がある。
撤退基準を決めておけば 間違った判断をしても安心して次の決断をすることができる。
最悪な結果にならないために、定期的に結果を見直す必要がある。
成功しているか確認する7つのチェック項目がある。
・明確な理想
・正確な現状把握
・適切な期限設定
・表面的な目標
・定期的な確認
・本当の目標
・強い動機
チェック項目を確認した結果、成果が出ないと自信がなくなり、決断することが怖くなるが、小さい目標を掲げて 少しずつ達成感を身に付けてゆき徐々に大きな目標を掲げることが自分の自信につながり、安心して決断できることにつながる。
決断の意味、決断基準、どのように決断をするかがとても明確に記載されていたので、これから業務で活用できるようにしてゆきたいと思った。
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