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妊娠5ヶ月で振り返る不妊治療②

今回は、記録の第二弾、都内で始めた不妊治療編です。不妊治療を始めるまでの記録や自己紹介については、第一弾を読んでくださいね。

不妊治療を始める(2020年12月29歳)

以前紹介された不妊治療の病院は、夫も通うことも考えると電車で行きづらい場所でした。夫が仕事の前や後に行きやすい場所を探し、別の不妊治療を専門としたクリニックに通うことに。

私のクリニック選びのポイント
・家から近く、夫も通いやすい(電車で10分以内)
・患者に寄り添ってくれそうかどうか(口コミをチェック)
・クリニックの成績(公式ホームページをチェック)

もし結果がなかなか出なければ有名な病院に変えてもいいし、まずはストレスに感じないよう、家から近いところに通ってみようと思いました。

そしてこの頃は、なんとなく病院に通い始めたらすぐ妊娠できるかなと、全然自然妊娠できていないのにまだ思っていました。(笑)楽観的ですよね。

先生がお一人のみの病院だったので、平日もとても混み合っていましたが、評判通りとても患者さんに親身になってくださるところでした。受付の方や看護師さんを含め本当に優しい方しかいらっしゃらなくて、素晴らしいホスピタリティを感じる病院だと感じました。

夫婦で別々にカウンセリングをして気持ちに相違がないかの確認をするなど、丁寧な対応が印象的だったことを覚えています。

不妊治療の第一歩は、夫婦で諸々の検査を受けること。検査だけで10万近く飛んだので、不妊治療にお金がかかるのってこういうことか……!と衝撃を受けました。(東京都は不妊治療の検査の補助金も出るので必ず申請しましょう)

子宮内膜症だという以外に特に疾患は見つからず、夫も全て正常でした。

今振り返るともうこの時点でタイミング指導は受けなくてもいいかなと思います。しかし夫の検査結果が正常だったのもあり、「次のステップの人工授精は、1回で3万近くもお金がかかるし…」となんとなくステップアップに踏ん切りがつきませんでした。
通院する度に行う血液検査や内診+タイミング指導だけでも、普通に風邪などで病院に行くよりは当たり前ですが治療費が高額です。できれば次のステップに行く前に妊娠できればな、と踏みとどまってしまいました。
体外に進んだらもっとお金がかかるんだから、ここでくすぶっていなくてもよかったのにな〜と今は思うものの、それは振り返ってこそ思うことなので仕方ないですね!
とりあえず3回だけタイミング指導を受けることに。

あと、タイミング指導を受ける前に通水検査を受けました。
生理食塩水を子宮に注入して左右の卵管の通りを調べる検査で、その後妊娠しやすくなる効果も期待できます。私は人工授精で痛みは感じないタイプですが、これはすごい痛かったです。
終わった後に胸の辺りが痛くなって、タクシーで帰宅しました。でも夜には痛みは引いたので安心してください!


病院内でイチャイチャする人多かった

あと今でも割と衝撃だったのが、病院内でいちゃいちゃしてる夫婦が多かったこと!夫婦で協力し合って治療をするものですし、やっぱ仲良しなことって重要だよな……とぼんやり眺めていました。

そして1回目も2回目もタイミング指導では妊娠できず、3回目は夫が出張で結局タイミングも取れないという結果に。
タイミング指導を受けるからといって、この日だけ仲良しのタイミングを取ればOK!というわけではありません。排卵日に合わせて、この日とこの日とこの日に!この日もできれば!とお医者さんに指導されて、想定していたよりたくさん仲良ししなければいけなかったので、さっそく疲れてきました。

そして変わらず妊娠しないため、翌月やっと人工授精をすることに。

人工授精を始める(2021年4月30歳)

人工授精は、排卵日に合わせて人工的に精子を子宮内に注入する方法なので、自然妊娠との違いは精子が入る場所だけです。自然妊娠に近い方法なので、母体の状態によっては(疾患や年齢的なことが理由)このステップを飛ばして体外受精に進むこともありますよね。

わたしは先生の勧めがあり、まず人工授精からチャレンジしました。そしてこの一回目で、翌月妊娠反応が出ます。妊娠検査薬で陽性反応が出たので、5週3日に当たる頃病院に行きました。
しかし、血液検査でも陽性反応は出ているものの、内診をしても胎嚢らしきものが見当たりません。翌週、改めて見てもらうことになりました。

こんなに妊活してるし、陽性反応が出たらさすがに妊娠してるかなあと思っていたけど、そんなうまくはいかないものですね。翌週もやっぱり胎嚢は見つからず、そのうち胎嚢になりそこねたものが生理と一緒に自然排出されるいわゆる繋留流産か、もしくは子宮外妊娠の可能性があると言われました。
一度大きい病院で見てもらう必要があるとのことで、そっか〜〜〜〜っとがっくり。正直、繋留流産はもう仕方ないと割り切れたものの、子宮外妊娠だったらどうしようと不安な気持がありました。

繋留流産に関してももちろん悲しかったのですが、インスタなどSNSで経験者が悲しんでいる記録などを見ると、正直私はそこまでではなかったです。その時は母性が少ないのかなと少し不安になりましたが、胎嚢らしきものも見つからず自身の目で存在を見ていなくて、実感がなかったのが大きいかもしれません。また、週数がそこまで経っていなかったのもあります。胎嚢が見えて存在を感じていたら、きっと悲しみは計り知れないものですよね。経験した方にしかわからないものだと、察します。

そしてこの時点で私たち夫婦は神奈川県に引っ越すことが決まっていたため、引越し先の近くの総合病院へ紹介状を書いてもらうことに。

こちらの不妊治療クリニックは、先生をはじめとして本当に皆さん感じの良い方だったのでここで妊娠したかったなあと思いながらも、引越しして総合病院へ転院しました。

不妊治療②地元編に続きます!

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