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声は心を裏切らない。

ぶっきらぼうな話し方だと言われたことがある。

ごきげんよう、もくれんです。

声の響きは心の響きって言葉を教えてもらってから、本当につくづくそうだなと実感する。どんなに言葉を取り繕っても声には全部出ちゃう。だから嘘つかないことはすごく大事なことだ。なんだかんだ声で判断してることは多いなーと思う。

例えば、前に結婚相談所の資料請求したらめちゃくちゃ猫撫で声の女性アポインターから電話がかかってきたことがあった。その時点で、このサービスを使うのはやめようと思った。この感覚伝わるだろうか。そんな風に声を出して誘わないと人が来ないようなサービスなら使わないほうが良さそうだなと思ったからだ。

他にも、面接官をするときにも声のトーンは気をつけて聞くようにしていた。回答内容はなんとでも言えるので(嘘だとしても暴く方法がない)ちょっと答えづらい質問をして、その時の声のトーンの変化を見ていた。ムッとした反応を返された場合は採用しないと決めていた。ストレスかけられたときにどこまで社会人として振る舞えるかを確かめる意図だった。

接客を受けるときの受け答えは基本的に自分のトーンは低めにしている。買わないかもしれないのに相手に期待させたくないからだ。あと自分が相手に合わせて声のトーンを上げちゃうと気持ちがそっちに引っ張られて買わなくていいもの買っちゃうかもしれないから、自制している。めちゃくちゃテンション低いのに気に入ったら即決で買うので、態度と行動があべこべになることもある。

私の知り合いで声音がいつも無理してる人がいる。また無理してるな、と思ってるけど、本人は無理してる自覚がなさそうだから言わないでいる。本人的には無理してるんじゃなくて相手に気遣ってるだけだと思うんだけど、明らかに声のトーンが高いしアンナチュラル。辛くないのかなーと思うが、多分そう聞いたら「辛くない」と言われそうなので黙っている。内容的には濃い話をしてくれるので心を許してもらってるようで、実のところ心を許してもらえてないような心許ない気分になる。(心許ないってだからこういう字で書くのかな。)

と、知り合いのことを言っておきながら私も声のトーンについては苦手意識がある。元々話し方に抑揚がないと言われているがあまり自覚がなく、声も低いし機嫌がすぐ声に出てしまう。中々コントロールできない。コントロールできないのでご機嫌でいるのが最適解だなと自分では思っている。イライラしてるときは、ゆっくりしゃべる。畳み掛けてしまわないように気をつける。一番苦手なのは面接!面接で何度か自分の第一印象を面接官に教えてもらったのだが「本心が読めない」と言われた。嘘ついてない回答をしたのになんでそうなっちゃったかなぁと思う。そつがなさすぎて嘘っぽいのかな。たしかに言葉選びはかなり慎重だと思う。

あ、あとあと一番声で判断してるのは、この男が私のこと好きかどうかってやつだ!私のこと好きな男の声は楽しそう。あー私のこと好きなんだなあって伝わる。逆も然り。私に興味ないのもすぐわかる。悲しいほどにわかる。どんなに褒められても、私自身に興味がないことはすぐわかる。

結局、声はコントロールするのに限度があるから心を鍛えるしかないし良い性格になるしかない。声は心を裏切らない。話す中身より声に心を寄せた方がいいって教えてもらっといてよかったなぁ。

声の響きは心の響き。



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