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続・会話もないのに通い続ける美容室

前回、書いた美容室の話。担当さんとほとんど会話がないのに、10年以上通い続けているというお店。

この美容室、これまで通った美容室とちょっと違う。

以前、通っていたお店には、飲み物を出してくれてカフェ化しているところあれば、お客さんが入ってくると、スタッフ全員が「いらっしゃいませー」、お客さんがお店を出るときは「ありがとうございましたー」と、一斉に挨拶する居酒屋のようなところあり。

今のお店にはそういう張り切った感はない。よいスタイリングを提供することに徹していますので。という、淡々とした清々しさがある。お客さんに媚びていない感じがある。

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今年に入って、こんな配慮もありました。5月に髪を切りに行ったときのこと。新型コロナウィルスの感染が拡大していた頃。

感染がここまで拡大するまでは、髪を切ってもらったり、カラーリングしてもらう間、美容師さんはマスクをしているけれど、こちらはマスクをとった状態で椅子に座っていました。

こちらもマスクできれば互いに安心だと思うのだけど、マスクのゴムの部分が邪魔になるし、仕方ないかと思っていました。

ところが、その日、「このマスクをつけてください」と、耳にかけるゴムのついていない個包装のマスクを差し出してくれた。

マスクの裏側には両面テープが4カ所付いていて、顔にピタッと貼るタイプ。

おぉ。こういうものがあるんですね。これだとこちらも気分的に安心(お肌がかぶれやすい人は気をつけてね)。私と担当さんの間には必要最低限の会話しかないんですけどね(スマイル)。

同じ時期、夫の通っている美容室では、マスク(ゴム付きの)をしたまま、髪を切ったり、カラーリングしたそうで、マスクのゴムの部分が染まって帰ってきました。

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このお店では、数年前から、自動洗髪機なるものが導入されました。

これまで通り、手でシャンプーしてもらうこともできるけれど、500円プラスになるとのこと。それって、実質値上げ。人の手で洗ってもらった方が心地はいいけれど(担当さんはシャンプーも上手)、わたくし、機械コースでお願いしています。

頭を固定されるので、MRIやPET検査を受けるときのことを思い出して、最初はちょっと緊張。筒の中に入るわけではないんですけども。

ゾワゾワする水流も、土砂降りの雨が傘を打つような音も、慣れると面白くなってきました。自動食洗機のお皿になった気分です。シャパ〜。ザバザバ〜。

白と茶を基調にしたシックな店内にロボット系のものはちょっと似合ってはいないけど、この自動洗髪機がやってきて、ラクになったと担当さんは言っていました。大事なことです。

今ではすっかり慣れました。

ようこそ。読んでくださって、ありがとうございます。