見出し画像

”親密性”という資質

最近、クリフトン・ストレングス・ファインダー(以下、SF)が職場でも話題にあがることがあり、その度に面白いねと盛り上がるものだから、ふとしたときに改めて自分の資質をよくふり返る機会を持っています。

自分のトップ5は以下の通り
①責任感 ②分析思考 ③アレンジ ④最上志向 ⑤親密性

トップ4は大きな4つのカテゴリのうち、
■実行力(①責任感、③アレンジ)
■戦略的思考(②分析思考)
■影響力(④最上志向)
に分類され、
■人間関係構築力として5つ目の⑤親密性が出てきます。

トップ4は、仕事やビジネスの場で出てきやすいなと思うのですが、この”親密性”って人間関係やコミュニケーションスタイルそのもの。

最近この資質を強く感じてるなと思い、SFの書籍を参照しつつ、書き残しておきます。
同じ資質を持つ人は振り返りになるかも。

親密性 Relator

書籍より抜粋
”あなたは必ずしも未知の人たちと出会うことを避けているわけではありません。事実、知らない人と友人になるスリルを楽しむような他の資質をあなたは持っているかもしれません。”

”しかし、あなたは親しい友人のそばにいてこそ、大きな喜びと力を得るのです。あなたは親密であることに心地よさを感じます。”

”いったん最初の関係ができあがると、積極的にその関係をさらに深めようとします。彼らの感情や目標、不安、夢を深く理解したいと思っています。そして、彼らにもあなたを深く理解してもらいたいと願っています。”

”あなたは、このような親密さが利用されるかもしれないという危険性をはらんでいることを知っています。その危険性をわかったうえで受け入れます。”

”あなたにとって人間関係は、それが本物であるときにのみ価値を持ちます。そして、それが本物であるかどうかを知る唯一の方法は、相手に身を委ねることです。”

”互いを共有すればするほど、お互いの危険性も大きくなります。お互い危険性が大きくなればなるほど、自分たちの意思が本物であることをよりはっきりと証明できるのです。”

”これらが真の友情を築き上げるためのステップであり、あなたはそのステップを喜んで進めていきます。”

うん、ちょっと抽象的な感じもするけど、そうそう、この感じ。
特に後半の ”共有すればするほど本物であることを証明” のくだりはあるw

行動アイデア

書籍には、こうしたらより強みが発揮されるよ、こういう環境が良いよ、と行動アイデアが掲載されているんですが、これがまたその通りだなと思うわけですw

”友情が奨励される職場を見つけましょう。あなたは形式的すぎる環境ではあまりうまくやれません。”

いきなりめっちゃ分かるw
もう形式的すぎるの、嫌なんですよね、 うまくやれないというか、良い部分がでないというか。

”あなたはその人の職位や地位よりも人間性や性格に興味を持つ人だ、ということを知ってもらいましょう。”

ほんまそれ。
マネジャーかどうか、肩書が何であるかのそんなことのずっと前に、人として、どういう人かに興味あります。
そういう人だということを知ってもらうことって大事なんですね。
職場にいると、むしろ人に関心を持つほうが珍しいんだなとずっと感じてきた感覚。

”あなたは、職務や肩書、上司であるかどうかよりも、ひとりの対等な人間または友人として見られることを好みます。形式的な呼び方ではなく名前で呼んでほしいと伝えましょう。”

えー!この前noteに書いたやつやん!w
好む好む!名前で呼んでほしいやつ!w

これ、最近上司と話してても感じたんですが、どうしてもビジネスの場って、成果を出さなきゃ、仕事ができなきゃ、機能としての役割果たさなきゃ存在価値なしとなりやすいけども、それに100%振れってわけじゃないと思うんですよね。
代わりの人なんていなきゃいけないし、別に個性・個人を認めること=属人化させろといっているわけじゃない。

でも、どんな人間が、どんな想いで、取り組んでいるか。どんな表情で、どんな声で、どんな性格で、そのプロセスを実行しているか、できていないところもできているところも、本気でその人のことを想って、向き合っているか。

それって、話すときの姿勢や態度、声、表情、言葉の選択、全部に真剣さがにじみ出る。本気でそれやってくれてるなって思うときって、相手は分かる。
職場の関係性である前に、ただ、ひとりの対等な人間として、関わり合ってほしいし、関わり合いたい。
資質でてるわーって感じがします。
どんなビジネスの場でも、その人であることの部分を、自分は大切にしたいと思うわけです。

”真の思いやりとは、友人が成功し、満たされるのを助けることです。正直な意見を述べたり、苦闘している役割からおりるように勧めたりすることは、まさに思いやりのある行動です。”

まさに、上述の通り真剣に向きあうことそのものです。

”相手が心を開いていると感じられるまで自分の魅力的な部分を表に出さない傾向があるかもしれません。人間関係は一方通行では築けません。積極的に自分を前面に出しましょう。人々はあなたが誠実な人であることをすぐに理解します。”

これもありますね、積極的に自分を前面にか。
自分を押し付けないように絶妙なバランスが必要かもしれないです。

”仕事以外で同僚やチームのメンバーと付き合う努力をしましょう。より効果的な協調関係やチームワークを育み、職場での関係をより強固なものにするのに役立ちます。”

これは効果的で自分も好きなアプローチです。
実行しているとチームワークは少しずつでも良くなる実感値があります。

親密性が高い人との働き方

最後にこんな記載もありました。

”この人は同僚と本物の絆を育みことを楽しみます。そうした関係を築くには時間がかかるので、定期的に機会を設けて信頼を築く努力をしなければなりません。”

”この人にはあなたを気にかけているのだということを直接伝えましょう。その言葉は不適切なものではなく、むしろありがたく受け取られるでしょう。この人は親密な人間関係のなかで生きているので、あなたとの距離がどのくらい近いか知りたいはずです。”

”この人には機密情報を打ち明けても大丈夫です。忠実で信頼に大きな価値を見出している人なので、あなたの信頼を裏切ることはないでしょう。”

本物の絆を育みたい。
気にかけたいし、気にかけてほしい。
秘密は守る。

ちょっとむさ苦しいけど、ひとり友人にいると嬉しいやつ。
そんな人なのかもしれませんw

自分って言葉で表現するとこういう要素のある人間だ、と理解し、理解してもらうことって、自己理解・他者理解の文脈で、とっても大事だなと日々感じます。
思い込みと推測だけだとコミュニケーションがすれ違ってしまうから。

SFも、こうやって話題にして扱っていくこと、それ自体に意味があるんだろうなと改めて感じました。
他の強みも、また振り返るタイミングで見ていこうっと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?