やさしい生活を考えてみる
数年前から少しずつ始めている脱プラスチック。
きっかけは台所用品の断捨離でした。
当たり前に使っているものが、本当に必要かどうか、
引き出しも食器棚もスッキリさせたかった。
このときにたまたま読んでいた本がサステイナブルの本だったこともあって
見直そうと思ったのだ。
一番最初に変えたのは食器洗い用のスポンジ
衛生面を考えて、手頃で簡単に交換できるという理由で使っていたプラスチック素材の食器専用スポンジ。
長年使用していた5個入りで100円するかしないかくらいのアレ。
口の中に入れるものがほどんどである台所用品を見直したかった。
今使っているのが天然サイザル麻毛の竹製ポットブラシとココナッツバームのカップブラシ。
ポットブラシはショートなので、食器はもちろん土鍋やフライパンまで、幅広く使えて洗剤なしでも汚れがよく落ちます。
水筒などの深いものを洗うときは長めのカップブラシを。
どちらもそんなに力を入れなくても汚れが落ちるし、環境にも体にも優しくて安心。
今はキッチン用品を扱う店舗でもよく見かけます。
環境に優しい食器用洗剤と一緒に変えたことで毎日更に安心して洗い物ができています。
最初は使いにくかった鉄のプライパン
焦げ付きにくい、洗いやすい他にもメリットがたくさんあるコーティングされたプライパン。
数年前までは愛用していました。
たまたまそのフライパンの寿命がきて買い換えることになったのですが、以前から
「次は絶対鉄のプライパンを買う!」
と決めていた。
コンロがIHなので(これも今となってはガスにすれば良かったと後悔している)対応のものを探して購入し、初めて使うときは説明書をよく見て手順通りやったのですが、くっつく!!!
卵も肉も、くっつくではないか。
熱する温度が低いのか、油が少ないのか、
最初は加減が分からず「難しい」と感じました。
しばらく使っていく内にコツを掴んで、今は問題なく使うことができています。
コーティングされたプライパンはそれはそれで使いやすいですが、
鉄に慣れると当たり前ですが、それが普通になってきます。
思い切って処分したお弁当箱
中学に通う息子が
「お弁当箱が小さくて全然足らない」
というので、新しいお弁当箱を買うことになったタイミングで、
家にあるお弁当箱を見直した。
子どもの成長に合わせてお弁当箱の大きさも、好きなキャラクターも変わり、使わなくなったお弁当箱が結構眠っていたんです。
皆さんのところはどうですか?
そもそも小学校も給食なので、お弁当箱を使う頻度は幼稚園の時に比べて格段に減り、遠足や社会科見学の年1回の行事の時だけなので、ほとんど使わずに買い換えるのも勿体ないと思っていた。
うちは下が双子女子なので兄のお下がりを使うにしても1つ足らず、
男の子と女の子のキャラクターの好みも違う。
そして何より、お弁当箱って意外とお高いのだ。
これから先のことを考えたとき、中学校も二人は給食となると
次にお弁当箱が必要になるのは高校生になってから。
今のままだと高学年になったらまた買い換えることになる。
場所もとるしなかなか出番がないことから、思い切って処分しました。
遠足などお弁当が必要なときは、無印の竹製の使い捨てのお弁当箱にしようと決めました。
洗い物もない、場所もとらない、買い換える必要もない、
私にとってはものすごく手軽で身軽になった。
ちなみに、息子のお弁当箱はわっぱ弁当箱を買いました。
環境にもカラダにも良いし、量は入るし、私も息子も気に入っています。
お茶容器をプラスチックからガラスへ
脱プラを意識したとき、2番目に変えたものが冷蔵庫に入れるお茶の容器でした。
我が家はペットボトル飲料をほとんど買いません。
子どもが学校でもらう分(息子の部活動)はOKとしていますが、それ以外では基本的に買いません。
体内に微量のプラスチックが含まれていることが分かったのは周知の通りですが、人体への影響はよく分かっていないのが現状です。
自分の身体の中が見えるわけではないので、実際どれくらいのプラスチックが溜っているのか、いないのか分かりません。
でも、選ばない選択をした方が私は心地よく生活できるので、情報を鵜呑みにするだけではなく、これからも自分の体や気持ちに素直に従ってみようと思うわけです。
できることから少しずつ
自分や家族が心地よく暮らしていくために、長く続けていくために、
楽しく無理のない方法で少しずつ脱プラをやっていきたいと思っている。
排水溝の下は海だと思って(大袈裟!笑)
地球全体に優しいものを使っていきたい。
別にペットボトル飲料を毎日飲んでも病気とは無縁の健康体でいられるかも知れないし、病気になる保証はないし、先のことは誰にも分からないけど、
海の生物や自然環境を考えてもやっぱり私は脱プラを意識し続けたい。
これはもう自己満の世界でしょうか。
そうだったとしても、自然に近いものを使う方が調うんです。
そんなたいそうなことをしているわけではないけど、
地球への恩返しは、動物や植物や人にも、みんなに優しい方がいいなと思うんです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?