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pyenv + Python3.7の環境構築 【Raspberry Pi】

はじめに

以下のコマンドを入力してパッケージリストの更新とインストール済みパッケージの更新をしておきます。

$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade

終わったら一度、再起動をしましょう。

$ sudo reboot

pyenvをまだ使っていない人

以下のコマンドを入力して最新のリポジトリを取得してください。

$ git clone https://github.com/pyenv/pyenv.git ~/.pyenv

ターミナルでpyenvコマンドを使えるようにパスを通します。nanoエディタを使っていますが、使いたいエディタがある人はその都度別のコマンドに置き換えてください。

$ sudo nano ~/.bashrc

すると画面が変わって.bashrcを編集できるようになるので、一番下まで移動した後に以下のように付け足しましょう。

export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"
export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"
eval "$(pyenv init -)"

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上の画像のように書き加えたら、キーボードのCtrlとXキーを同時に押すと変更するかを聞かれるのでyキーを押しましょう。最後に保存するファイル名を聞かれますが変更する必要がないのでenterキーを押しましょう。
次のコマンドを入力することによって変更内容がすぐに反映されます。

$ source ~/.bashrc

pyenvを更新する

ここのプラグインを使いましょう。

$ git clone https://github.com/pyenv/pyenv-update.git ~/.pyenv/plugins/pyenv-update

これをするとpyenvのアップデートが次のコマンド1つでできるようになります。

$ pyenv update

Python3.7をインストールする

Python3.7をインストールするのに必要なパッケージを事前にインストールしておきます。

$ sudo apt install gcc make zlib1g-dev libffi-dev libbz2-dev libssl-dev libreadline-dev libsqlite3-dev python3-tk tk-dev

次のコマンドでpython3.7現在の最新バージョンを調べます。もしPython3.7系が表示されていない場合はpyenvのバージョンが古い可能性があるので最新のバージョンにアップグレードしましょう。

$ pyenv install --list

画像2

(2019/8/9時点)ではPython3.7.4が最新バージョンなのでそれをインストールしたいと思います。

#基本的にオプション無しで問題ない
$ pyenv install 3.7.4
 
#オプション有り (OpenCVを自分でビルドして使う場合)
$ CONFIGURE_OPTS="--enable-shared" pyenv install 3.7.4

時間がかかるのでゆっくり待ちましょう。

インストールが終了したら、インストールしたバージョンのリストを確認しましょう。

$ pyenv versions

自分がインストールしたバージョンが表示されていたら成功です。次のコマンドを入力して使えるか確かめてみましょう。

$ pyenv global 3.7.4
$ python

#もともと入っていたPythonを使いたいとき
$ pyenv global system

画像3

特に問題がなければこれで終了です。
crontabなどでパスが通ってない場合は以下のフルパスを入力してPythonを実行してください。

#フルパス (pyenvでインストールしたPython 3.7.4)
/home/pi/.pyenv/versions/3.7.4/bin/python3.7

#例
$ /home/pi/.pyenv/versions/3.7.4/bin/python3.7 /home/pi/hoge.py

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