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英語の学び直し

最近、英語の学び直しを始めた。

理由は、日本語で対話するように、英語を母国語とする人とも同じように対話してみたいから。どんなふうに感じるか、どう考えるか、色々聞いてみたいし、伝えたい。美味しい食べ物に出会ったらこれどうやって作っているの?って聞きたいし、ものづくりへの思いもシェアしてみたい。

いつどこに行くかも決まってないけれど、行くとすれば、ずっと行きたいって思っていたアイルランドに行ってみたい。ついでにフランスも。そして体力のあるうちに行きたいから、55歳までに行くことにしよう。何だか急に具体的になってきた。

行ける、行けないは別にして、とりあえずできることから準備を始める。一番必要なものは、お金と英語力。旅にはどうやったってお金が必要だし、今の英語力では心許ないことこの上ない。お金は、在宅ワークを増やして貯めることにした。幸いご縁があって、来月から新しい仕事を始めることになった。在宅ワーク量が増えることで、木彫りの時間は減るわけだけど、それはまた別の機会に書くことにする。

次は英語力。色々調べて、文法書を1冊買い、何周もすることにした。英語勉強のユーチューブは数あれど、英語コーチイングリッシュおさるさんの動画は熱量が高く、英語学習の方針を立てるのに役立った。とにかくやる気が出るので、気になったら見てみて欲しい。文法書は、Atsueigoのあつしさん、イングリッシュおさるさん推薦の、一億人の英文法を購入した。分厚いけれど、例文がふんだんにあって、かつ日常で使いそうな内容になっているのがとても良いと感じるポイント。

お勧めされている勉強法は英語を英語のまま理解できるまで何度も何度も例文を音読すること、そして文法に倣って英文を自作し、気持ちを乗せて発音できるようになるまでまた音読する。これにさらに自分なりのやり方を追加することにした。音読の際、発音を間違えたまま覚えると効率が悪いので、Google翻訳に例文を入力して同じ発音ができるようになるまで、なるべく感情を込めて音読を繰り返す。同じように発音できるようになったら、Google翻訳のマイクボタンを押して、例文を読んでみる。読み上げた英文が正しく認識されたらOKで、認識されなかったら音読をやり直す。これを最後のページまでやり通したら、また最初に戻る。これを何度か繰り返すうちに、使える文法が自然と身についているという算段だ。

つまり、何冊もの文法書に手を出したり、文法用語を覚えることに必死になることはあまり良い方法とは言えず、良書1冊をとことんやりこなす方が、身に付くというのが、英語学習の配信者が口を揃えて有益だと唱える勉強法だったので、今はそうやって勉強を進めている。語彙力は、簡単な物語を読むことで少しずつ自然に増やしていくことにしている。今読んでいるのは、星の王子様。次はエルマーの大冒険を読む予定。これも声に出しながら読んでいる、なるべく感情を込めて。知っている物語だと、感情を込めやすい。

ついでに始めたフランス語の知識はゼロなので、これもYoutubeでお勧めされていたDuolingoというアプリを使って学習をスタートした。同じ単語や用例が何度も繰り返し、色んな形で出題されるので、だんだん自然に身についてくるし、面白い。有料版と無料版があるが、今のところ無料版で十分事足りている。

英語、フランス語、どちらもの最終目標は、字幕なしに映画を楽しめるようになること。フランス映画は大好きだし、そうなればとても嬉しい。英語は、より深い話ができるように、どんどん理解を深めていきたい。

言語の勉強以外にも、仕事に関する資格の勉強も始めている。今の会社から業務を受託するようになって5年たって、仕事内容も覚え、ストレス少なく仕事できている。大きな問題もないけれど、ある日業務がなくなったら、あるいは自分が将来別の仕事を選びたくなったら、経験値はあってもスキルを証明する手段がないことにふと気づいて、急に不安を覚えた。つまり、好きな時に職を変える身軽さを身につけていないということ。言葉も一緒で、思い立った時に、言葉を習得していなければ、したい旅をすることができないし、できても、浅くなってしまう。こうして一気に勉強を始めたのは、つまり私は、言語を極めたいとか、仕事の専門性を深めたいとは思っていなくて、動きたい時に身軽に動ける自由を、とても大切に思っているということに気づいたからだ。

そう気づいてからは、仕事の見方も変わったし、かつては3日坊主だった言語学習も、1ヶ月以上続いている。意外だったことは、勉強を始めて、家族にも影響があったこと。何かを始める時は、まず家族に宣言することにしているので、今回も宣言し、家族がいるリビングで、音読をしたりする。すると、最初は面白がってふざけていた子供達も、だんだんと聞き耳を立てて、時々私の発音を真似したりするようになった。夫は一番応援してくれていて、今日学んだことを伝えると、すごいなー!とか言ってくれるので、私も調子に乗って喜ぶ。家族の理解があるのは嬉しいし、励みになるから続けられる。

勉強開始に併せて、5年日記も始めた。頑張って英語で記入するようにしているけれど、毎回書きたいことが書けずに苦戦し、結局ChatGPTのお世話になっている。5年後、同じ日の自分を見返したら、英語上達したなって思えるのかどうか、始めてまだ1ヶ月しかたっていないのに、そんなこと妄想するなんてなかなか夢見るおばさんだなって思うけど、石の上にも3年。木彫りを始めて3年。きっと語学も3年は続けられる、はず。


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