「違和感」との向き合い方。
皆さんは「違和感」を抱いた時、どんな行動をとりますか?
子どもの頃は、違和感を感じても何もできず、ただただストレスを溜め込むだけでした。ただ最近になって、違和感にもスルーしたほうがいい違和感と、スルーしてはいけない違和感の2種類あることに気づきました。
スルーしてはいけない違和感は、新たな可能性につながること。
今回はそのスルーしてはいけないものに着目したいと思います。
時代の変化に気づく。
会社員時代、還暦近いベテラン揃いの男性のチームに、20代の女性の私がポツンと入って進めるプロジェクトがありました。そのプロジェクトでポスターを作ることとなりましたが、例年決まり切ったデザインがあり、ちょっと古臭いな、と失礼ながら感じていました。
女性が1人微笑んだりジャンプしている写真で本当に集客できるのか。。
そこで、若気の至り発動。
そのベテランの方々を前に「このポスターデザイン、女性のデザインではなく、去年このデザインをしていた方達に協力してもらって、全く異なるデザインにしませんか?」と発言しました。
場の空気を読むなら、間違いなく従っていた方がいい場面。それでも、やっぱり違和感を無視できずに、提案し、その案が無事採用されました。緊張した、、!
結果的に、その後も元のようなデザインに戻らず、毎年雰囲気の良いデザインが作られるようになったので、あの時ベテランの雰囲気に飲み込まれずに発言してよかったなと思います。
前例がなくても意見する。
会社の制度についても、違和感を感じていたことがありました。
それは、在宅勤務ができないこと。
今ではリモートワークも当たり前になってきましたが、コロナ前は出勤するのが当たり前でした。1日事務作業をするだけの日も出勤をしなければいけないのがとてもストレス。特に子どもが生まれてからは片道1時間弱の通勤が苦痛なのもあって、常にぎりぎりでやりくりしていました。
ということで、これは耐えられない!と人事や上司に在宅勤務の相談をし始めました。
最初は、体調を崩して物理的に出勤できない方しか前例がないこと、そもそも制度がないこと、を理由に断られました。ただそれでも機会を見つけては訴え続け、とうとう夫が韓国へ単身赴任する、となったタイミングで試験的に在宅勤務が認められました。
会社で初めての在宅勤務となるため、情シスや人事とも相談しながら、どんな方法ならリモートで仕事ができるかを調整し、1人在宅勤務を開始したのが2018年末。そして、会社的に在宅勤務が制度として出来上がったのが2019年末。
その後、2020年の年初からコロナ禍となり、全社的に在宅勤務が可能となったので、2018年時点で個人的な違和感を我慢していたらコロナ禍大変だったのでは!?と思っています。
違和感との向き合い方。
ポスターも、在宅勤務も、違和感をスルーしなかったことで進めることができました。こうした大きなことでなくても、違和感は日常にゴロゴロあって、それらは日常をよりよくするヒントであったり、ビジネスを広げるヒントであったりします。
特に、海外に駐在帯同している今、日本の当たり前が韓国の当たり前ではないことを痛感します。
慣れてしまっているけど、よくよく考えたらなぜだろうと思うことって実はたくさんあります。こうした違和感を放置せず、少し向き合ってみたら世の中もっと良くなるんじゃないでしょうか。
逆にスルーしたほうがいいと感じていることは、他人のこと。
あの人のこの行動気になる、、と思っていても他人はコントロールできないので、自分がなんとかできないか頑張っています(ここは努力中!!)
今感じているその違和感に少し向き合ってみませんか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?