バスケ素人おばはん 開幕戦にいく(10/4 川崎戦)

インターネットという大海の片隅で、ひそやかにジェッツ愛を語ったら、思いのほか反響があって衝撃を受けています…。

https://twitter.com/SHIMADASHINJI/status/1064377437885161473?s=09



島田社長、Twitterでとりあげていただき本当にありがとうございます。
注目されると、こんなおばはんでもドキがムネムネしてしまいますが、
平常心を失わず、謙虚に、マイペースに、媚びずに、ユルく。
私なりの愛を語っていこうかと思います。

私は昨シーズンからBリーグの世界を知った、いわゆる新参者。
しかも、そう頻繁に見に行ってるわけでもないので、コアでディープなブースターと比べたら、なんていうか
「私のような新参者が語っちゃってスミマセン」
的な申し訳なさも若干あったりする。

だけれども。
そう。
私はおばはん。
純情愛情過剰に異常でかつ自意識過剰な10代を乗り越え、華ざかりの20代も(そんなにキレイな華は咲かなかったけれども)終え、子を産みそのたびごとに乙女の恥じらいと余計なプライドを削ぎ落とし、心のデトックスを済ませてきた30代。
いい意味で厚顔無恥に仕上がった40歳の私は、にわかと言われようが無知と言われようが「ふふん♪」と鼻であしらえる、味のある大人に仕上がっている。

マイベストゲーム

そんな私が、数少ない観戦数のなかからマイベストゲームを選ぶとしたら、ダントツで、昨シーズン末のチャンピオンシップシリーズ準々決勝、川崎ブレイブサンダースとの戦いをチョイスしたい。

Bリーグのチャンピオンシップシリーズは、各地区から勝ち上がってきた上位チームによるトーナメント戦。
同じチームと2日戦い、2勝したら上にあがることができるが負けたらそこで終わりというシビアな戦い。(まぁシビアっつうかトーナメントってそういうものだけど…)
東地区を優勝で終えた千葉ジェッツは、ありがたいことにホーム開催権を獲得することができた。
我が家は昨年、そのチャンピオンシップ準々決勝、対川崎のgame2に足を運んでいた。

前日の試合で川崎に勝利していたので、この日の試合に勝てばジェッツは準決勝にあがることができる。
が、相手も必死!
長年、川崎を支えてきた東芝がチームを売却し、来季からはDeNA傘下に入ることが決定していたので、川崎の選手のみなさんは
「お世話になった東芝さんになんとしても優勝を!」
という熱い思いを持っていた。
なんか、そんなことを聞いちゃうと、ジェッツブースターだけど「川崎も頑張ってほしいなぁ。負けてほしくないなぁ」なんて思ってしまう浮気なわたし。
だって、みんなおんなじように一生懸命なんだもん。

話をもとに戻して…。

あの日のふなばしアリーナは本当にすごかった。
game2は川崎の勢いをとめることができず惜しくも敗退。
そのまま休憩をはさんでgame3へ。

我が家の子どもらもジェッツ観戦は好きだが、言うてもまだ子ども。
集中力は長続きせず、次男にいたっては、試合の半分は寝てることも多い。

だが。
この日は違った。
家族全員が、激しくブーストした。
シュートが決まれば会場にいるブースターたちが立ち上がり叫ぶ!
なかじまさんは飛ぶ!
我が家も叫ぶ!

game3でやっと入った富樫のシュート!
勝利をつかんだ瞬間のあの会場の一体感!!
嬉しすぎて家族全員、近くの知らないおっさんとハイタッチ。
サッカーで勝利して渋谷に繰り出す若者の気持ちを私は完全に理解した。

今思い出しても鳥肌がたつほど、あの日のふなばしアリーナは最高だった。

開幕戦へ

そんな激闘を繰り広げた相手、川崎ブレイブサンダースと我らが千葉ジェッツが3年目Bリーグの開幕戦をたたかうことになった。

あの激闘を忘れられない我が家は、平日夜の開幕戦ではあったが、ここに参戦することにした。
もちろん、夫は会社を休んだ。

来る直前、長男が学校での出来事でご機嫌斜めになり「行きたくない」とメソメソしだし、若干のすったもんだがあったのだが、
「試合を見ればすっきりするから!」
と、むりやり車に乗せ出発。
こちとら、この日のために金も払って仕事も休みにしてるのだ。
息子の気まぐれでこんな貴重な対戦カードを捨ててなるものか。

この日、我が家がとった席はアウェーベンチ側2階指定席、前から3列目。
ホーム側をとるはずが間違えてアウェー側をとってしまった。

が、それもまた良し。
篠山竜青、辻直人、日本に帰化したばかりのニックなど日本代表の選手たちが近い!!
てか2階の3列目、本当に近い!!!
「キャー!\(^o^)/」
と叫びたい衝動をなんとか抑えるミーハーな私。

グッズ購入

昨シーズンのチャンピオンシップ川崎戦の応援に行った人はご存知かと思うが、あの日は入場口でブースター用に手首に巻くビガビガ(我が故郷秋田のブースター・クレイジーピンクたちは光る応援グッズのことを「ビガビガ」と呼ぶ)をみんなに配布していた。
暗転した会場で音に合わせて色が変わるみんなのビガビガ。
その光景は、それはそれは幻想的で、応援してる我々も思わず会場を眺めて
「わぁぁぁ(゜ロ゜)」
とみいってしまうほどだった。

チャンピオンシップの準々決勝では、このビガビガバンドは出口で回収されたので、我々が持ち帰ることはなかったのだが、ジェッツ販売部はあれが気に入ったのだろう。
今季からこのビガビガバンドが¥1,500くらいで販売されていた。
ちゃっかりしてるぅ。

会場入りして少しご機嫌が復活してきた長男のテンションをさらにあげるため、夫は早速、グッズ売り場に長男を連れ出し、このビガビガバンドと今季のトガT(富樫Tシャツ)をゲット。
すでに、トガTも原T(原Tシャツ)も持っていたので
「え、またトガT?!」
と若干思ったものの、次男もトガTがいいとゴネてたのでまぁ許す。

グッズも購入し、グズグズだった長男の機嫌も満たされ、準備万端。
いざ、試合開始!!

TIP OFF

昨シーズンの選手入場の音楽はオフスプリングというアーティストの「Come Out and Play」という曲だった。
基本、J-POPで育ち、「洋楽」というそれだけでシャレオツなコンテンツに密かな劣等感を抱いていた私だが、この曲はネットで調べて探して購入するほど気に入っていた。
家族で選手入場ごっこをしたりもしていた。

その入場曲が!!
気に入っていた入場曲が!!
マサカ!イレカワッテル~~~!!(←ギャビン風に読んでください)

なんだこのガジャガジャした曲は~~~( ̄^ ̄)
と夫に不満をもらすと、
「慣れの問題だ。そのうち好きになる。」
と悟りの境地にあるようなおことば。
ぐぬぬぬ。
(たしかに、今季、数回見に行き、今これを書いているが今年の入場曲もすでにお気に入りになりつつある…。)

試合はさすがの好カード。
千葉がポイントしても、すぐに川崎が追い付く。
辻の3Pシュートが決まりまくる。
さすが日本代表、おそるべし!
そして、この日の川崎は藤井も活躍していた。
藤井祐眞。
彼は池松壮亮に似ていませんか?
私だけ?
彼のあの瞳。
ドラマ「MOZU」の池松壮亮に見えてしまう。

千葉も富樫やパーカー、アキ、石井ちゃんの活躍で奮闘するものの川崎の勢いをとめられず、悲しいかな、ホーム開幕戦は黒星で終わってしまった。

思い返せば、我が家が観戦した日はこれまでほぼ勝利で終わっていたので、負け試合を見たのはこれが初。
試合の半分くらいを寝てすごしていた次男は後半、目を覚まし、巻き返しが難しくなると「もう負けた、もう無理だ」と終わる前から半べそに。。
(ベソかくくらいなら最初からちゃんとみてあげなさいよ…)という母のクールな思いはもちろん胸のうちにしまいつつ、最後まで諦めないよう応援を促す。

それにしても、子どもっていうのはどうしてすぐに「あー、もうどうせ負けたー」とか言いだすんだろう(笑)
(子どもだけじゃないね。大人でもいるね。)
勝負序盤でも劣勢状態にたたされるとすぐに「あーもう負けた」とかいってグズグズしだす。
あれを言うことで彼らは何を守っているんだろう。
プライドか?
中学生の頃、所属していたバレー部の試合で「あーもう負けた」と言って友達から注意されたことがあるので、私も次男と同じ、言ってた側の人間なんだけど、ホント、なぜあんなセリフを人ははいてしまうのだろう。
事前に負けを認めたとして、その人の予知能力が開花するわけでもなし。

安西先生のセリフをそんな次男に伝えてみるものの、暖簾に腕押し。猫に小判。
すべての日本国民の心に響くはずの安西先生のありがたいセリフは、彼にはまだ伝わらなかった…。
まぁ今はそれだけの負けず嫌い根性があるんだなってことで親としてはよしとする。

X-FLAG presents企画はすごいね

X-FLAG presentsということもあって、パフォーマンスも派手でおもしろかった~!
X-FLAGの落武者ダンス、
「カッカッカカカ 千葉ジェッツっ♪」
っていうの、気持ちよくてかっこいい。

あとハーフタイムにきゃりーぱみゅぱみゅが来て歌を歌っていた。
ハーフタイムは子連れ夫婦にとって、おむつを変えたり子どもをトイレに連れていったり、食べ物を買い与えたり、子の世話に忙しい。なのでゆっくり曲を堪能することはできず、適当に聞き流してしまった。
が、今思えばなんて贅沢でもったいないことをしてしまったのだろう…。
天下のきゃりーぱみゅぱみゅじゃん…。
超もったいない。。。

そんなこんなで、試合には負けてしまったものの、終わってみればご機嫌ななめだった長男もすっかりもとどおり。
昨シーズンのチャンピオンシップのような高揚感は得られなかったものの、今季はまだはじまったばかり。
今後のジェッツに期待していきたいと想います。

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