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【読書感想】「スタンフォード大学の自分を変える教室」ケリーマクゴニカル

読了日:2014/3/12

タイトル通り、スタンフォード大学のケリーマクゴニカルさんの人気講座を書籍化したものです。
本屋さんでも人気らしく常に目立つところに平積みされてまして、気になってたんですよねー。
こちらもKindleでポチッと購入。
こういうハードカバー系は今まで本棚を圧迫するから購入を控えていたんですが、買っちゃいますね、Kindleだと。。。

とってもいい内容だし、日本語訳も普通だと思うんですけど、私自身が翻訳文書が苦手なことと、アメリカンな話題やユーモアが理解できないことと、
内容がとにかく自分を客観視するっていうものなので、読むのにすっごく時間がかかり、なおかつ疲れました(´・_・`)

内容としては、脳科学的な観点や社会学的観点などから自分を分析し、自己コントロール方法を学んで、「やる力」「やらない力」「望む力」を手に入れていこう!というもの。
もっとわかりやすくいうと禁煙とかダイエットとかそういうなかなか実現困難なものを成功できるようにしていこう!という話です。

これは本で読むより講座を受講して、きちんとその講座中に自分と向き合う時間を確保する方が絶対に効果的。

私も本を読みながらひとつひとつ自分に落とし込んでみたんですが、まだ浅い気がするんですよね。もっとじっくり、時間をかけて自分に取り入れていく必要がありそうです。
日本語版講座が欲しい!

スタンフォードだろうが東大だろうが、主婦だろうが会社員だろうが子供だろうが、自己コントロールができなくて困るっていう人はたくさんいるわけです。
そういう意味でスタンフォード大の講座ではありますけど、誰が聴いても面白いし、むしろすべての人が学んでおくべき内容だなぁと感じました。
犯罪者とか自己コントロールできないから犯罪者になっちゃってる人、多いと思うし。

日本は大学も含めて学校教育でこういう講座を用意してるのってあんまり聞きません。
で、ビジネスマン向けのヒューマンスキル講座という形でこういう内容の講座を提供していることが多いです。
でもこの書籍の内容もヒューマンスキル講座も、中学校とか高校とかでしっかり時間をかけて学ぶ必要があるのではないかしら。
特にこの講座は学校の授業という形でじっくり進めていくのにすごく適していると思うんですよね。

私が国家を自由にできる王様なら、これを教えられるスキルをもった教師をすぐに育てて、学校教育の必修科目にするなー。

サインコサインとかよくわかんないのを全員が学ぶよりこれを勉強したほうがいいよ。サインコサインには悪いけど。

私はこの本を読むにあたって、やろうと思ってなかなかできない車の運転と、徐々に増えつつある体重を再びへらす、という課題をたててみました。

読みながら車の運転への意欲も高まり、夫に「この週末は運転する」と宣言したんですが、次の日に熱を出しそのまま週末。。
決意が流れました(笑)
ギャフン!

ま、この本に言わせると、病気に負けたと自分に言い訳して、やりたくないことから逃げている状態なだけですが(笑)。

これを読みながら「自分の思考と行動を常に監視してログを残せたらあとで振り返り分析しやすいのになぁ」と何度も思いました。
自分の行動と感情をリアルタイムで冷静に認識し続けるって、かなり難しい。
仕事中とか家事育児中は気付くと現実世界に没頭しちゃって自分を振り返れないんだよね。。

とはいえ、少しずつでもとにかく気付いたところで常に己を振り返り、冷静に己を受け止めていこうと思います。

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