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35話:ギックリ腰になった話

それは突然の事でした。

その日は休日で、特に激しい運動をした訳でも、重いものを持った訳でもありませんでした。シャワーを浴びている時、若干の違和感を腰に感じましたが、職業柄重いものを持つので、筋肉痛が遅めに来たのかなと呑気にサロンパスを貼って寝ました。

翌日、店開け当番だった為朝5時に起床。この時点で腰に激痛が走ります。

起き上がれない、、、

どう頑張っても動けない。痛すぎる。
ギックリ腰のイメージって重いもの持ってグキっみたいなのをイメージしてたので、この段階ではギックリ腰だとは思いもしませんでした。

ちょっと寝返りを打ったりして、起き上がれる体勢を模索。無理かもしれないと内心焦りつつ、私が行かなければ店が!開店できない!!と己を奮起させ勢いをつけて起きあがりました。

しかし、次なる難関はベッドから床まで2段ある階段を下る事。体勢をできるだけ低くして腰をできるだけ庇いながらお尻をズルズルして、ほぼ落ちる状態で無事床に到着。
この時点で若干貧血気味に陥り視界がクラクラし始めます。パニックなのもあると思いますが、私、腹痛とかの時もすぐ視界が暗転してしまうタイプなのでココで暗転したらヤバいと思い水を大量に摂取。正気を保ちました。

とにかく店の鍵だけは開けなくてはと、這いずって家を出発。階段を降りるのはそれほど大変ではありませんでしたが、車に座るのもしんどかったです。腰にタオルを当ててできるだけ振動がモロに攻撃してこないように注意。

店の鍵を開け、ひとまずパートさんたちが出勤してくるのを座って待機。皆さんに事情を話して座らせてもらいました。開店時間が近づくに連れて私の腰もヒートアップ!3歩歩くと激痛に歩けなくなる状態。続々と出勤するパートさんに近くの整形外科を聞き込み。

そうこうしているうちに、社員さんが出勤。大丈夫?と聞かれましたが、見ての通りダメですという感じでした。誰かに車出してもらったほうが良い?と聞かれましたが、車を職場に置いて行くと逆に困ってしまうので、自力で行きますと返答しました。危険だから送ってもらったほうが良かったのかも。

何とか車に乗り込み、そのまま整形外科へ。
整形外科は混んでいるイメージで、待たされるとは聞きますが、もはやそれどころではありません。待合室だろうが家だろうが腰は痛いのだから!

レントゲンなどを撮って触診してもらいましたが、骨に異常はない為、整形外科では結論が出ませんでした。ギックリ腰ですとも言われなかったですが、つまりそういう事よね、、、

会社に電話をして、翌日もお休みにしてもらいました。
朝バタバタしていたので、帰宅後ひとまず昼食をとりました。でも座っているのもしんどくて、座椅子に腰を下ろすのも椅子に座るのもグワーーーてなりました。何とか座って昼食をとり、せっかくの休みになったので見たかった動画などを漁る時間に。

少し経つと痛み止めが効いてきたのか、座っているのが楽になりました。冷蔵庫に物を取るぐらいは気合いを入れればできるように。

翌日も少し歩くと痛みが発生してしまうが、お買い物に行けるぐらいには復活。一人暮らしのため、とにかく自力で食材集め。カートに助けられながら何とか腰を守り抜きました。いつどの瞬間に腰が落ちるかわからない恐怖との戦いでもありました。

3日目は出勤。まだちょっと痛いけど動けるようになりました。ここからは回復傾向に。


本当に、激痛で、腰が痛いってこういう事なんだと実感しました。一回癖がつくと腰は何度もやってしまうというので、これから気をつけようと思います。
あと、困った時に助けてもらえるように社用携帯の番号は控えておこうと思いました笑

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