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ココロと心臓と(王将戦と)。

心臓の病院とココロの病院のため、今日は朝から神戸。
目覚めてカーテンを開けると思いがけず外の路面は白く、クルマの運転はこの数日のうちで一番怖かった。

神戸に行ったついでに、映画「異動辞令は音楽隊!」を見たかったんだけど時間が合わず、これは明日にしようかなぁと。9時からアキ・カウリスマキ監督の「罪と罰」と続けて。(今調べると、今日は12時50分から、シネマ神戸でジャン・ポール・ベルモンド主演「勝負をつけろ」を見ることができたのかも。失敗した…。(>_<))

心臓(高血圧と不整脈)の病院は、行くたびに(必ず毎回!)薬が増量する(あるいは、変わる)のがちょっとだけイヤなんだけど、今日もまた、アゼルニジピンという(たぶん)血管を広げる薬が倍量になっちゃった。この薬、パッケージ(?)がどぎつい赤で、それもちょっと(見た目に)苦手なんだよなぁ…。

心臓の病院はめっちゃ混んでるときもあって、予約ができないので今日も早くから行ったら、今朝は待合室にはほとんど誰もいなかった(雪のせいなのかなぁ?)。あっという間に診察も終わり、ココロの病院(心療内科)の予約時間まではまだ1時間以上。こちらは超ラッシュで予約時刻よりもずっと待たされて、2時間ほど、ゆっくり読書をすることができた。(待合室に流れる音楽で、「ダ/ニー・ボ\ーイ」(「/」「\」はアクセント記号(のつもり。)。)を3回聞いた。σ(^◇^;))

「こないだの本、すぐにネットで買って読みましたよ。」
「何だろ? 坂口恭平さんですか?」
「いや、それじゃなくて。」
「あ、穂村さんの対談本ですよね?」
「そうそう!」
「彼、ホントに話し上手ですよね。すぐにちゃんと核心に迫ることができるし。」
「ええ。写真も装丁も、トータルですごく良かったです。」
「良かった♪」

なぁんて会話から(短い)診察時間が始まる。

「で、いかがですか?」
「それがですねぇ、たぶんかなり調子が良い感じなんですよ。(^_^)」
「それは良かった。季節的なこともあるのか、調子の悪い人が多くって、それで今日はずいぶん診察時間が延びてしまいました…。」

と(たぶんかなり)正直に話してくださる。
私がここ数日noteに書いてきた、「『調子が良い』ことを『妻』に伝えたい。でも、それができないから、ひたすら『念』を送っているんだ。」という話をすると、「いやいや、それは科学的には…。」と仰るかと思いきや、「うん。それは場合によると通じる可能性もありますよね。」と言ってくださる。
もちろん言うのはタダだし、敢えて否定して私を傷付けることもないのだろうからそれが「無難な」返答、得策なのかもしれないけれど、それでも、嬉しかった。「通じるかもしれないし、それ(=私が元気であること)が、お子さんの教育にとって一番良いことだと思いますよ。」って。そのことばに勇気付けられる。

帰りは、「いつものカレー屋」に寄ろうかと思ったけれど、それは明日に回して、今日は病院近辺をブラブラと散歩する。

これは、朝、
部屋のベランダからの風景。
心療内科の待合室。
座る場所が無いくらいに混みあってたのに…。
病院の近く。
ロケットみたいな電柱。
ここでお昼を食べました…。
ハンバーグ定食。700円。
粕汁です。
近くには渋い喫茶店が幾つも。
かっこいいアパート。
別のアパート。
1階は大家さんのおうち。
「ン」とか「シ」とか…。
可愛いおうち。
私もこんなおうちがほしい。

 ***

ところで、王将戦、今はどうなってるんだろう…?

鷲田清一氏が、
「本当に良い対話ってのは、『あれ? それ、どっちが言ったんだっけ?』みたいなことになる対話だ。」
って話をされてました。
両氏は、そんな「対話」をなされているのだと思います。静かに見守りたいものです。