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お金に対する考え方を学ぶつもりがもっと大きな事を学んだ

2021年沢山の本を読んだ中で、本田静六「私の財産告白」


今の時代に生きる「頑張っている人」が読むことで、肩の力が抜け颯爽とカッコ良い人として生きるヒントになるのではと思ったので、自分への自戒も含めここに本の感想を連ねます。


私は長い間家族と仕事をしてきて、昨年から一人で仕事をすることになりました。
本当に一生懸命頑張ってきましたし、少しずつ成長しているのを感じやりがいも感じています。

以前より考えることが多くなってきました。


最近ふと頭をよぎるのは、頑張った仕事の先にあるものは何だろう・・・
一生懸命仕事をして、お金をどこまで稼げばいいんだろう・・・
というような事を考えるようになりました。


同時に投資の勉強も始めていて、今までのお金に対する概念が変わってきています。
正直、もっと前から投資をしておけばよかったと思っています。
日本では一般的に頑張って仕事をしてなんぼ、みたいな信仰があり、投資はお金持ちや暇な人がやるもの、って思い込んでいました(私だけ?)

今の時代、お金は大切なツール。でも、まだまだ使いこなせていない、というか人生をお金に支配されている人が私を含め多いと思うのは大袈裟ではないのではないでしょうか?


仕事をするのは何のためなのか。
生きるため?楽しむため?仕事の中で充実感を味わいたいため?
考えても答えが出ないなら目の前にある仕事をまっすぐやろう、その先に何か見えるだろうと…
日々自分をごまかしている自分がいました。

仕事とお金のバランス、というか結局は生き方をぼんやり考えている時に出会った「私の財産告白」は、私の前に爽やかな風を運んでくれた気がします。


本多静六さんのお金との付き合い方、貯め方や使い方考え方が清々しくてかっこよく、お金に対して本当に気持ちよく対峙しているからお金にも好まれる。人生からも愛される。最終的に相当な資産を持つことになってもお金に支配されず自分の想いに綺麗に使うことができる。。


ものすごく憧れます。


お金に限らずですが、何が一番大切なのかを解っている人はどんな事があっても自分を見失わず心を穏やかにしていられる。
と、雲の上の人のように尊敬を抱くのですが、本多静六さんは本書の中でも、自身の若かりし頃の失敗や驕りによる事件、その他色々なことも暴露されていて、普通の私たちと同じなんだと身近に感じさせてくれます。

今まで色々な著名人の方の自伝を読みましたが、近所のおじいちゃんが昔語りをしてくれたような(失礼ですが)気分にさせてくれるのは、お人柄が文面にも表れているからだと思います。

私は以前から幕末から明治、大正をかけた時代に憧れます。

侍が刀を持ち鎖国していた島国の時代から、生活様式や制度、考え方まで日本中の誰もが漏れなく大きく変わった明治の時代を駆け抜けた人達は、大きな変化に対応してきた達観した何かが備わっていると感じずにはいられません。
面白い時代だったろうな~と、常々思っていたけど、ふと、今の「コロナ時代」(未来からそう呼ばれるとして)は、明治維新の当時よりも世界的な変革の時代なのではないか。もしかして、今あらゆる変化に対応していけば本多静六さんたち明治の人達のように何か達観できるのかもしれない!
と、少し今の状況をワクワクする側から見てみました。

話がずいぶんずれてしまいましたが、この本を読んだ結論として、私の中で残ったのは、やはり本多静六さんの生き生きとした颯爽とした生き様であり、幸運なことに今の私も状況として似たような生き方ができるかもしれないと、気づかされたことでした。
生まれてから今までの社会の価値観を持って生きてきましたけど、その価値観が変わるかもしれない今、私も変化していこう。生き生きと生きてみよう‼
と、読み終えた今の心境は清々しく晴々としています。


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