海運株・資源株バブルの次は・・?
みなさま、こんにちは。「もこもこ」です。
初めてましての方も
いらっしゃるかもしれませんが
普段はTwitterで株式投資に関する情報発信をさせて頂いております。
Twitter ⇒ mokorpho3653
さて、毎日暑いですね~
筆者が住んでいる北関東は
6月下旬にも関わらず連日40度近い気温で
正直なところ
どこにも出歩かず、ひきこもっております^^;
さて株式市場も2022年前半戦が本日で終了
昨年来から続く大波乱相場も
ようやく落ち着きを見せるのか?
それとも米利上げの影響や
リセッション懸念で
後半戦も波乱続きなのか
油断は全くできない状況です。
コロナバブル&インフレバブル
コロナ相場による大規模金融緩和で
お金がだぶつき
それが株式市場に回りました
昨年のグロース株バブルがそうですが
現状もまだバブっている2セクターが
・海運株
・資源株
倒産の噂が出たため、
泥船川船といわれた川崎汽船
コロナの入り口だった2020年3月時点は
3桁でした。
それがまさかの5桁になるとは
誰が予想したでしょうか??
資源株といえば
著名投資家が大勝負を賭けた
三井松島やINPEXなど
こちらも2020年と比較すると
数倍のパフォーマンスをあげています。
さて海運株、資源株
もうマーケットには
?匹目のドジョウはいないのでしょうか?
次のお宝は食品株
2022年に入り
世界中でインフレが騒がれています。
日本もガソリン価格が右肩上がり
電気ガス代値上げ
食品値上げ
あらゆるところが値上げ・値上げの
オンパレードです。
しかも上半期が終わった時点で値上げは
終わりではなく
2022年末、もしくは23年まで
続くかもしれない・・・・
そこで
食品メーカー株(セクター)に
注目しました。
①来季の減益予想が多かった
各社2023年期予想(2022年3月本決算)が
5月に発表されましたが
その時点では
コスト高や円安を考慮し
減益予想を出した
食品メーカーが多かったと思います。
こちらは日本水産のチャートです。
5/12に決算発表がありましたが
2023年の経常利益予想は21%のマイナス
増配発表もありましたが大幅安となりました。
(そこから1か月、株価は戻っています)
戻っている銘柄もありますが
当然まだ冴えない銘柄も
ちらほら見受けられます。
②食品メーカーを救う値上げの風
値上げは2022年初から聞こえてきましたが
4月を過ぎて
ほぼ全てのメーカーが
値上げを発表したんじゃないか?って
錯覚を覚えました
あのうまい棒でさえ42年振りの値上げです。
食品メーカーは今まで
コストアップを
ステルス値上げ(量目減)で
乗り切ってきましたが
今回はさすがに無理でした。
食品メーカーにとって
価格値上げはタブーでして
価格の決定権は売る側
つまりスーパーが握っています
値上げなんてありえない!というのが
今までの状況でした。
今回は皆で渡れば怖くないではないですが
各社値上げですので
さすがのスーパー側も
受け入れざるを得ません。
※もちろん消費者も。
値上げの幅は商品によってまちまちですが
ああ、値上げできて助かった。
というのがメーカーの本音でしょう。
今回値上げをした後に
コストが安くなった(円高になる)としたら
どうなるでしょう?
販売数量はそこまで落ちていない
苦労(?)して価格値上げをしたのに
値下げはちょっと・・と
なるでしょう
※もちろん特売対応はすると思います
そうなるとどのタイミングで
コストが下がる(円高になる)かは
わかりませんが
今回の値上げが将来の利益につながるのは
間違いないといえそうです。
私的な意見ですが
5月を境目に株価が反転している
食品メーカーが多く見られます。
どこが狙い目?
食品メーカーと言っても数多くあります
それこそお好みでと言いたいところですが
狙い目を絞るとすると
①2023年期予想に値上げが織り込まれていない
②2023年期予想により株価が下落した
③値上げ品目が多い(もしくは主力品目の値上げ)
④株主優待がある
⑤追い風要素(サマーストックほか)がある
今年ナンバーワンの食品メーカー出世株になった
セイヒョーです。
新潟のアイス(というより氷)メーカーですね。
毎年2000円台が4000円くらいになる程度の
サマーストック銘柄なのですが
今年の四季報には
「夏場の天候平年並み前提」とあり
2023年2月期は増益予想も
最近の猛暑で
とんでもない利益を出すのでは?という思惑や
元々の時価総額が20億円以下の超小型株と
いうこともあり、食品株が動いた5月から
とんでもない相場になりました。
サマーストックはすでに動いているため
筆者が1銘柄上げるとするならば
逆をいきます。
おでんのお供の練物メーカー
紀文食品です。
業歴は長く有名な会社ですが
IPOしたのは昨年です。
先日、製品を8月下旬より
値上げすることを発表済みです。
今年の猛暑はラニーニャ現象の影響ともいわれ
冬は寒波が来やすいとも言われます。
海外事業は好調
糖質0g麺は安定して売れています。
来期の業績は2022年とほぼ横ばいですが
値上げや寒波の影響があれば
業績が上振れしそうじゃないですか?
9月権利で優待あり。
景気が悪くなると
良い鍋(圧力鍋)が売れるといいます。
外食が減り、内食になり
さらに鍋物は調理が簡単ですし
ひょっとすれば
ひょっとするかもしれません。
あおりを受けるのは・・・?
最後に
この値上げのあおりを受ける
セクターはどこでしょう?
それは一般消費者に近い
流通(スーパー)株です
コロナ禍の巣ごもり需要を追い風に
2021年・22年期は
好調な業績を出したスーパーでしたが
23年期は反動減がみられたり
いままでコストを吸収してきたのは
メーカー側ですが
それが流通側にも負担がかかってきます。
メーカーが値上げをすると
売れ行きが鈍る商品が出てきます。
すると値下げせざるを得なくなるのと
値上げにより
確実に特売頻度が落ちること
これが流通側が負担する値上げコストです。
上場スーパーの雄
埼玉のヤオコーです
反動減のスーパーが多い中
なんとヤオコーは30期連続増益(最高益)
来期も当然増益予想です。
株価は当然上場来高値爆走中・・・と思いきや
2020年9月にピークアウト
足元もあまり勢いがありません。
今期も予想通り最高益を更新しそうならば
評価はされるんでしょうけども
今の株価は
今期厳しいのでは?という判断を
くだしていそうです。
さて
今回のnoteは以上になります
私の得意としている食品セクター
ひょっとすれば
セクターバブルが来るのかもと
期待しつつ作成してみました。
最後までご覧いただき
ありがとうございました。