「若おかみは小学生」を観て号泣した話 5/16(日記#18)
起きたら11時だった。重い身体でなんとかベッドから出て配信準備と家事。頭がぼんやりとした状態で配信して良いものかと不安だったけれど、冷たい水で顔を洗ったら少し頭が起きた。
慌てて洗濯機を一回転させた。
元々父のおさがりだった洗濯機が古くなりすぎている…今回もひどい音がした…いよいよか…
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15時25分からNHKEテレで放送された「若おかみは小学生!」の同時視聴配信をした。インターネットで大好評のこの作品、ずっと見てみたかったのでみんなと一緒に観られて嬉しかった!
配信では号泣してしまってまともな感想を話せなかったので、改めて感想を動画にすることにした。まっすぐな感想はそこで語るとして、個人的な思い出とかをここに少し書いてみようかな。
(※以下作品のネタバレを含みます)
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映画を観て、自分が小学生だった時のことを思い出した。
夜二段ベッドの上の段で寝ていた私は、母が震える声で電話しているのを聞いて目覚めた。電話の内容は「父が交通事故にあった」というものだった。この時携帯を握りしめて電話する母の背中を上から見下ろしていたのが今でも忘れられない。
父は命に別状はなかったものの、大怪我でこれから手術をするという。母は病院へ向かい、私は不安な気持ちで留守番をした。恐ろしくて眠れなかった。
術後はもう歩けなくなるかもと言われていた父だったが、リハビリをしてなんとか歩けるようになった。
しばらくして、両親が加害者側の方とのやりとりについて話していることに気付いた。示談がどうのこうの、という話をしていたのをなんとなく耳にしていた。ぼんやりと、「そうか、”加害者”の人がいるのか」と思った。当たり前なんだけど。難しいことは分からなかったもののなんだか心に引っかかっていて、この時の会話をよくおぼえていた。
今回の映画を観て、これら一連の流れがフラッシュバックした。
主人公・おっこの家族に起きた悲しい事故、そして「加害者」と出会うという状況。「父が交通事故に遭った」自分の経験を踏まえて想像すると、私は絶対彼女のようには振る舞えないと思う。顔を見ることもできないのではないか。どんな言葉をかけたらいいのか、まったく想像がつかない。
ここで圧倒的に相手を赦し、旅館の若女将として振る舞うことを選択したおっこは、マジですごすぎる。
もちろん、ずっと涙を流せなかったおっこを想うと胸が苦しくなる。感情に蓋をしてしまうことは悲しいことだ。泣きたいときに泣いて、笑いたいときに笑って、心に素直に生きた方がきっといいと私は思う。子供だけでなく、大人もそうだ。私も感情を殺して働くのは辛かった。常世モコ奉公滅私時代はたくさんの闇を抱えていた…
だから、おっこが感情を殺していないといいなと思った。「若女将だからどんなお客様も拒まない」という選択の根底に、「自分は”若女将”でありたい」とか「私が祖母の旅館(来るものを拒まない花の湯)を支えたい」とか、彼女自身の意思や信念に紐づいた理由があってほしい。そしてある意味「若女将」の役割や生き方が彼女の救いになっていたらいいなと思った。
働くことってつらいことだけじゃなくて「自分の役割みたいなもの」を感じられるとすごくうれしくなるし頑張れるし楽しくなるもんだって私は思うから。
あとはそうだな、私もホスピタリティの高い女でありたい。
それから、交通事故には気を付けようと思います。本当に。
◇
と、小学生の事を延々書いていたら朝である。
色々語ってないでさっさと寝ましょう。
おやすみかん。
常世モコ
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