【2024/07/30】　日銀決定会合のまとめ

本日の植田総裁定例記者会見の内容の要点

• 日本銀行が短期政策金利を0.1%から0.25%に引き上げ
• 長期国債買入れを段階的に減額する計画を発表
• 経済は緩やかに回復し、賃金上昇の動きが広がっている
• 2024年度の物価上昇率は2%台半ば、その後2%程度で推移と予想
• 今後も経済・物価・金融情勢に応じて政策金利引き上げの可能性
• デフレ脱却に向けて前進、持続的な2%物価目標達成を目指す

内容のまとめ

投資判断上の重要要素

　日本銀行は、長年続いたマイナス金利政策を終了し、金融緩和からの転換を明確に示しました。短期政策金利の0.25%への引き上げは、日本経済が持続的な成長軌道に乗りつつあることを示唆しています。

　特に注目すべき点は、賃金上昇の動きが大企業だけでなく、幅広い地域・業種・企業規模に広がっていることです。これは、デフレマインドからの脱却と持続的な経済成長の兆しとして捉えることができます。

　物価動向については、2024年度に2%台半ばの上昇率を予想し、その後も2%程度で推移すると見込んでいます。これは、日本銀行の物価安定目標と整合的な水準であり、長年の課題であったデフレ脱却に向けて前進していることを示しています。

投資判断する上で重要な要素