見出し画像

レビュー/浦和vs名古屋/J1第17節

 J1第17節浦和レッズ対名古屋グランパスは0-0の引き分けで終わりました。浦和としては前半の名古屋の攻撃を耐えて、後半になってもチャンスはそこまで作れずスコアレスドロー仕方なしという試合でした。

スターティングメンバー

浦和レッズ
 前節からの変更は敦樹、田中、汰木→山中、関根、武田。柴戸のワンアンカー、小泉と武田のツーシャドーで4141のフォーメーション。

 徳島戦での武田の怪我以来、リーグ戦では久しぶりの4141。このシステムは武田専用なのかもしれない。明本が左SBになってから、左サイドの守備はほぼ彼1人が担っていたが、今節の山中、明本の同時起用はマテウス対策だろう。

名古屋グランパス
 前節からの変更は長澤、齋藤→山﨑、相馬。4231のフォーメーション。中盤を2枚に減らした為、ビルドアップがうまくいかないシーンもあったが、山﨑目掛けてハイボールでシンプルだけど効果的な攻撃を目指した。

前半

 キックオフから中盤で激しくボールを取り合うシーンが続きいたが、次第に収められる山﨑、柿谷を中心に名古屋がシュートチャンスを作り出した。シュートやクロスを跳ね返すザイオンの活躍が目立つ中、浦和はシュートチャンスをほとんど作れず劣勢のまま0-0で前半終了。

 前半は山﨑の特徴がよくわかる45分だった。広範囲の動いて、岩波とのエアバトルには圧勝、多くのチャンスを作り出す。ここまではいいのだが、シュートがあんまり上手くない。ザイオンとの1対1はコースどり、シュートタイミングが残念だったし、CKからのドフリーヘッドも外しちゃう。名古屋がストライカーを欲しがる理由がわかりました。

HT

 浦和は武田→敦樹。武田がJ最強クラスのダブルボランチ相手に仕事が出来ず、守備の時間が思いの外長くなったのが交代理由かな。4141から4231に変更。

後半

 浦和のシステム変更や連戦の疲れもあったのか名古屋がしだいにペースダウン。途中交代の齋藤がポストに当てたぐらいで、お互い絶好機はほとんどなくそのまま試合終了。

 齋藤と同時投入の長澤は元浦和で、プレーを楽しみにしていたのだが、ほとんどボールに絡んでない気がする。

 浦和は汰木、田中、武藤、興梠と順に投入したが、汰木と興梠はもうちょっと早く入れても良かった気がする。スペースを作らせない名古屋の守備陣の前でユンカーは何もできてなかった。

浦和目線の感想

 上位チームに勝って気持ちよく中断期間に入りたかったが、今節は負けなくてラッキーぐらいかも。名古屋は丸山に代わるCBとエースストライカーを補強しないとこのまま下位相手に勝ちきれない試合が増えそう。浦和のACL圏争いのライバルは鳥栖かもしれない。

 チームとしてペナルティエリア内で枠内狙えるようなシーンは0に近かったけどリカ監督はどう考えるのだろうか。個人的には、杉本とユンカーを並べて欲しいと思った。今節は特にユンカーが競り合いに負けて収められないシーンが目立ったので、収める健勇、決め切るユンカーコンビを見てみたい。

おわりに

 次のリーグ戦は6月20日湘南戦。それまでにルヴァン杯神戸戦(H&A)、天皇杯富山戦。代表期間中のこの3試合で、いろいろな組み合わせを試して、最近低下気味のポゼッションの質を改善して欲しい。もちろん勝利は絶対。CL取ったチェルシーみたいに新加入選手がたくさんメンバー入りして、変革中の浦和。リーグは無理でもルヴァン杯は全然狙えると思うんだよな
。それではこのへんで、終わりにします。

 ここまで読んで頂きありがとうございました!

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?