オーボエレッスン #36

 相変わらず雨続きで、このところ太陽を見たのは2回だけ。
いくら梅雨でもここまで降り続いたことがあったでしょうか。全国各地で大変な被害が発生していて、コロナも合わせて本当に何て年なのでしょう。
すべて早く収まってほしいです(T_T)

 さて、今回は音出しを聴いてもらい、元に戻ったねということで久々にテクニカルなレッスンをして頂けました(前2回はステイホーム期間中ずっと家に籠もっていたため体が凝り固まっていました)。

 まずは『翼をください』を聴いてもらいました。 
「大分戻ってきてるけど、丹田を意識して吹こうね。音程やリズムは合ってたので合格です」。

 続いて『コンドルは飛んで行く』。
どうでもいい話なのですが、『コンドルは飛んで行く』と聞くといつも競走馬のエルコンドルパサーが頭を過りますw

 通しでBのブロックまで聴いてもらいました。
私はアウフタクトが苦手だったんですが、「ちゃんと入れてたよ」とのこと。
でもワンポイントアドバイスとして、「小節で音を区切って考えずに次の音を狙う感じで行くともっとスムーズに入れるよ」とのこと。

 この場合はレからソを狙う感じで。

 それからこの曲のこの調の場合は「レ」の音が大事なのだそうです。
レを引き立てるように吹くとメリハリがついて全然違う雰囲気の曲になりました。

 装飾音は「リズムから少し外れてもどの音に対して装飾しているのか聴かせて」。

 この場合はラの音をしっかりと鳴らしてからソに移ります。

 3連符、8分、16分とバラバラなリズムが入り交じるところ。
3連符のリズムのとり方が均一になっていないという指摘。

 Bのブロック。スラーの最初の音に重点を置いて吹くと余裕が生まれて、優雅に空を飛んでいるような感じになりますね。
それと間に混ざっている8分音符が16分になりつつあるので、前後につられないようにとのこと。

 3連符、8分、16分の吹き分けが次回までの課題となりました。

 それから現在全国の映画館でジブリ作品が上映されています。
それで先週初めて「もののけ姫」を大スクリーンで観てきまして、その中の劇伴『アシタカせっ記』に打ち震えました。
アシタカの笑顔の裏に隠した不安や悲しみがギュギュッと詰まった切ないオーボエソロ。
観終わってからAppleMusicでサントラを落としてヘビロテしまくり、自分でも吹いてみたくなって荒絵理子さんバージョンの楽譜まで買ってしまいました。

 その話をしたところ、「せっかくだから次はその曲やろうよ」と言って下さり、『アシタカせっ記』もやることになりました。
やったーうれしい!
聴いた感じでは『リズと青い鳥』よりかは吹けそうな気がします(楽譜はまだ届いてないから気がするだけ)。
何が何でも習得して自分の持ち曲にしたいです!

 最後に余った時間でビブラートのチェックをしてもらいました。
「人に音を届けようと意識して」。
また、「1音だけビブラートをかける曲も出てくるから、どこにでもかけられるよう、コントロール出来るようにしようね」とのことでした。

 今回ようやくレッスンらしいレッスンを受けられて大変満足しました。
先生も私の音が元に戻ってきて安心されてましたw
体を元に戻すためにストレッチと軽いウォーキングをした甲斐がありました。これからも凝り固まらないよう、続けていきたいです。

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