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【産直アプリ】農家さんの意外な使い方に涙が出そうになったお話
前回の記事で紹介したNocodeアプリ開発秘話、実はライティングコンテストで2位を頂きました。読んでくださった皆さん、ありがとうございます^^もうコンテストは終わっていますけど、結構「面白かった」と評判なのでぜひ読んでみてくださいね。
その記事で登場していた産直アプリ「しずちょく」はもう素人開発から4か月近くになります。今日も”進化”というか”改善”というか”行ったり来たり”というかしています。なんといっても楽しんでいます。
そんなアプリが農家さんとともに地味にではありますけど前へ進めているのは、例えばこんなエピソードがあるからです。
農家さんのアプリの使い方
産直アプリのURLはこちらです。https://www.shizuchoku.com/
産直アプリのプロトタイプを作って農家さんに見てもらったのは6月。でも、しょっぱなから「スマホ持ってないのよ」「もう今年でやめるつもり」「悪い人いるから」と出るわ出るわのマイナス要素。
そもそも農家さんがアプリを使うという発想もなければ、毎日直売所に置かれる新鮮な野菜をその場で写真に撮ってアップするための端末もない状況。なので、アプリの使い方は「ない」になっちゃうんですよね。
ご近所のアプリの使い方
「あれ?そういえば使うのって農家さんというより雫石町民だよね」
と若干方針を修正し、今度は産直アプリ「しずちょく」の名刺を作りました。毎朝直売所を巡る散歩を始めて、出会ったご近所さんに配るためです。なのに、またしても「もう周辺知ってるし」「農家さんと仲良いし」「スマホ分かんないし」。応援してくれたり、アプリ開発そのものには驚きを見せてくれるものの、実際に使うかというと・・・。
結論、ご近所さんにとっても使い方はやっぱり「ない」。知ってる人には必要ないツールであることにショックを受けるのでした。
若い人たちの使い方
無人直売所って若い人あんまり知らないよね。ということで、アプリに「レシピ投稿」のページを設けてみました。これならお料理をアピールしたい人に使ってもらえるし、毎日の食卓にも役立つだろうし、と思ったんです。
が、しかし「そもそも面倒」「見せられるようなお料理ない」「アップしたら得する?」・・・といった感じ。
レシピ投稿に大きなメリットを付加できなくて3ヶ月後にあえなく機能削除したのでした。要するに使い方は「ない」わけです。
農家さん、スマホ持ってたの?
今日も諦めずにいつも通りお散歩をしています。もう2ヶ月以上、産直アプリに自分で写真を撮って最新の情報をアップしていました。もちろん義務でもなんでもないので無理はしていませんでしたし、朝散歩自体は楽しんでいました。が、流石に次の一手を見い出せないで改善も行き詰っていた感じでした。
と、ある農家さんが、
「お気に入りのボタンが消えてるんだけど・・・」
と私に聞きに来てくれたんです。たまたま先日の改善でフッターのボタンを変更したばかりだったんです。「え?使ってくれてたの?って、スマホ持ってんじゃん!」
農家さんの意外な使い方が判明
そこで意外なことを聞きました。スマホの有無はともかく、毎朝、他の農家さんが出している野菜をチェックしてあまり被らないようにしていたみたいなんです。
確かに、その農家さんの産直野菜は常に品目が多く、被らないものもちゃんと置いているんですよね。
実はこの辺りの農家さんはみんな繋がっていて(当然だけど)某農家さんが某農家さんに育てていない白菜を持っていってあげたり、別農家さん同士で1つの直売所を使っていたりと、結構仲が良い印象があるんですよね。「スーパーで買うなんてバカらしいわぃ」ってそりゃ思いますよね。
そもそも、袋パンパンの新鮮野菜が100円って、相場(スーパー)の3分の1とか4分の1とかなんです。利益なんてホント微々たるものだと思うのに、他の農家さんをチェックするために使ってくれていたなんて涙が出そうなくらい嬉しいじゃないですか!
まとめ・・・継続がもたらすもの
近々、コーヒー&スイーツのアプリを姉妹アプリとして作ろうと思っています。もちろん雫石町限定。これは最初に紹介していた記事の中にもちょっと書いています。継続することで生まれたつながりがもたらした”ワクワク”の一つです。
継続してやっていると意外な意見やアドバイスがわんさか出てきます。良いこともあれば悪いこともあります。それを書き溜めるような繊細さがないtecoはNocodeアプリというツールに落とし込んで表現しています。
農家さんとのやり取り、これからも続けていきます。目標は来年春からの本格始動(とはいっても継続するだけですけどね)です。
あっ、早々、記事の続きで、今度ブルーベリーの苗を10本ほど植えられることになりました!わらしべ長者はどこまで広がるのでしょうか?
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