DQ5ほとんど知らないけどドラゴンクエスト ユアストーリー見た

見たよ~

※今更言う必要は無いと思うけどユアストーリーと、SSSSグリッドマンと、FF1と、スマッシュブラザーズXと、ソードマスターヤマトについてのネタバレも含みます

序(見るに至った発端)

事の発端はグリッドマン ユニバース
の新庄アカネの乳
を見てSSSSグリッドマンのラストを思い出して、
「夢オチというか現実オチといえばユアストーリーだよな~スクエニ(FF14)のオタクだから度々擦るけど実際見に行っては無いからあんまり真摯な態度ではないよな~…おっNetflixにあるやん見たろポチー」で再生しました。

グリッドマンユニバースについてもダイナゼノンまだ見てないので見に行けないまま劇場公開終わる気がしてならない

私のドラクエ(V)前提知識/印象

TLのスクエニおじさんたちのツイートから断片的に知っている知識たち

ドラクエそのものに対する前提知識/印象

  • 1作品もプレイしたことはない

  • スクエニ2本柱の、FFじゃないほう

  • なんか終始好き放題やってるFFに比べて、求められる王道をしっかりやりに行っている

  • ジョブとかはない

  • 吉田直樹がバトルロードと10でお世話になりました

ドラクエVに対する前提知識/印象

  • パパスというキャラクターがいる

  • 親子3代に渡る物語である

  • パパスが序盤で死ぬ。「ぬわー!」

  • パパスの息子(映画内ではリュカ)は勇者ではない

  • パパスの孫(映画内ではアルス)が勇者である

  • ビアンカかフローラのどちらかを花嫁に選ぶ。おじさんたちによるきのこたけのこ戦争的なじゃれあいが伝統的に存在している。

つまりマイストーリーが存在しない状態でユアストーリーを見たらどうなるのか?という興味本位で見た。

破(感想)

最初に申し添えておくと、DQ5をなぞってストーリーが進行するシーンについては多少笑いの年齢層が(1992年発売のゲームのファンに向けるにしては)低いなと思うくらいでそこまで印象は悪くなかった。

声優について

自宅で映画を見る際はついつい周辺情報も一緒に調べつつ見てしまうタイプなので、サンチョの声優が「ゲスト声優の匂いがするなァ…?」と思った瞬間にWikipediaで声優を調べた。

案の定サンチョ役:ケンドーコバヤシだったので、(十分頑張ってるなぁという範囲ではあるにせよ)こういうふとっちょ名脇役的なキャラクターって山ちゃんあたりのベテラン声優を使ってディズニー映画めいた彩りが欲しかったなぁと思っていた。

スラリン役:山寺宏一
サンチョが山寺宏一だったら良かったのになぁと思っていたところ、Wikipediaなので当然同時に情報が目に入りますわな。
スライムについてもあんまり詳しくはないんだけれど、「ぷるぷる、ぼくわるいスライムじゃないよ」というミームは知っていたので、アラジンのジーニーのように不定形を生かしていろんな面白かたちに変形しつつ笑いを提供してくれるのかなぁ。と思いながら見た。
…後述!

ビアンカ役:有村架純 俳優→声優ってスキルツリーをそのまま適用できるわけじゃないよなぁという感想になった。日本映画界(主語がでかい)はいつこの事実に気がついてくれるんだ。といってもこの人が俳優としてはどのくらいの力量なのかというのは普段ドラマなど見ないのでしらないのだけれど。

プサン役:安田顕 面白い演技だろ?みたいな喋り方が鼻についた。(ほぼ)彼だけメタセリフを喋るので演技だけが悪いってわけじゃないだろうけど。
鼻から牛乳を吹き出す頃しか知らないので今ん所激おふざけ俳優っていう認識になってる。

例のシーンについて

散々ネット上で擦られまくりで、もはやこれ以外を目的に読みに来るわけないので最初に例のシーンについて触れておく。

例のシーンとは、なんかそろそろラスボスが出てくるぞという雰囲気になったときにラスボスが出てこず、コンピューターウイルスを自称するなんかが出現し、テクスチャを削除したりコリジョンを削除したりして、今まで見ていた世界がVR世界だと判明し、「大人になれ」と言われた主人公が、なんか取り立ててドラマとかもなくゲームとともに過ごしてきた少年時代を思い出し最後にいきなりCV.山寺宏一のスライムが「実は俺はアンチウイルスプログラムだ!」と言い出しロトの剣(FF5には特に存在しないらしい)でウイルスを一刀両断するシーンである。

ミルドラースキャンセル

いよいよラスボスの前座を倒してラスボスの封印が破られる!というシーンでいきなりウイルスは現れる。
既に1時間半、観客はDQ5の物語を楽しんで見ていたのにいきなりオリキャラがオリ展開してくる。
正味DQ5はプレイしていなくてももうこの世界に対しての没入はしていたので面食らった(ネットミームとしてしか知らないので、ラスボスまで全部倒したあとに起こると思っていたから本当に面食らった)

スライム(山ちゃん)

前述の通りラストの展開を見る前にスライムが山ちゃんであることは既に知っており、サンチョやフローラ父あたりが山ちゃんの使い所だろと思いつつ同時にスライムという無限の可能性を持つキャラクターでどう面白く喋ってくれるかを期待していた面もあった。

くそつまらん真面目説明ゼリフだったね。

「あービアンカとかサンチョとかには話題性目当ての芸人/プッシュ俳優を当て込んておいて最後説得力を持たせたいところでベテランに頼るんだ~」と思って冷めた。
スライム自体も、なぜアンチウイルスプログラムがスライムの形をしていたのか?とか、単純にキャラクターとしても掘り下げが足らずソードマスターヤマト感が拭えなかった。

大人になれ

大人になれ というメッセージ自体は"倒すべき敵"として設定されてるんだろうなと思うので「監督からのメッセージ」だとは思わないんだけど、"大人になれ"を打倒してハッピーエンドになるっていう発想はゲームを子供っぽいと思ってないとできないことだな。となった。

ウイルスくんは主人公に対して色々と精神攻撃をしてくる。
「ゲームはくだらない」「バーチャルだ」「現実に戻れ」
要はゲームに対してさんざん行われてきた「ゲームは第二の現実か?」みたいな議論をふっかけてくるのだが、それに対して主人公が取った行動は「なんか目の前に現れたアンチウイルスプログラム剣で斬り伏せた」という。
要は相手をボコボコに殴りつけて自分の意見だけを信じるという、現代SNSなどで一番やっちゃいけない態度なんじゃないのという行動だった。

そもそもいきなりすぎる

こんな歪な構造のストーリーなのに、真に命題とすべき敵が現れるのが、なぜか上映時間103分のうちラスト10分の短すぎる尺なので命題に対する悩みも葛藤も議論もなく、なんか元々勝手に持ってたっぽい結論でキリステゴメンするので、カタルシスも何もない、「なんだったの今の?」というシーンになっているのだと思った。

その他ストーリーの感想

序盤

序盤はバッサリカット(というかダイジェスト演出)らしいが、原作未プレイなのでまあ、RPGを正当に全部映画化するなんてどだい無理だろうし面白いシーンとか最終章に関わるところだけ抜き出す形でもしょうがないかな~と感じた。思い入れ全くないし。
というわけで私のドラクエ5天空の花嫁の記憶はちょっと鼻につく王子の顔面にクソを塗りたくって奴隷房から抜け出すところから始まった。

スライムとの邂逅、ゲレゲレとの再開

ダイジェストだな~~~~原作要素消化か~と割り切った。原作にある要素がないと文句言う人もいるもんね。
特にゲレゲレについてはほぼバイクとして使用される以外の目立った活躍がなかったし。
とおもったらスライムは別に原作必須要素ではないらしく、じゃあ暗黒メガコーポSQUARE ENIXがプロモーション上の必須条件に盛り込んだのかな、という推測が立った。吉田直樹は好きだけどスクエニ全体としては嫌い寄りだ~~~~~!!!!!!
あと原作要素も結構バッサリ行かれてると知って(ex.王子の奥さんもかなり重要人物らしい)ゲレゲレ要素を拾い上げた理由の謎が深まった。

ブオーン討伐

いらないな~と思いつつ、一応「勇者の剣が抜けない」というのと「結婚イベントのフラグ」を回収しなきゃいけないので削るのも無理か。

結婚イベント

原作DQ5においてネット上で一番擦られてるのはここだろうし実際トロの部分なんだろうけど、それにしたって前述のブオーンと合わせてここに割く時間が長くね?
DQ5定番イベントをねっとりこなすのと自分の考えたメタ展開を映画の尺で両立させようとするのはおこがましいと思わんかね。

ロボット

プサンがドラゴンになるのに必須っぽいアイテムを取りに行くために山に試練に行くシーン。
「ロボット?似合わなくないですか?」「"今回は"そうなっておるんだわ」という強いメタなセリフがシークバーの半分を越えて初めて登場した。このへんまで1時間ほどやんややんや言いながら、最後の展開を知りつつもなんだかんだDQ5世界に没入はしていたので、ジャブが始まったな。という気分になった。

このロボット(キラーマシン)は現実パートで主人公が「ロボットを登場させるオプションとかできます?」と言ったので出現しているらしい。
が、原作勢に聞いたらキラーマシンは原作にも居たらしくて、純粋に狂気を感じるしかなかった。(原作にも居るモンスターを「似合わなくないですか?」って正気?)マジで監督の思い描く(古いタイプの)ファンタジーに似合ってないってだけなのかも。ファンタジーと言ってるくせに毎回突飛な設定をお出ししてくる(魔導兵器は必須)ファイナルファンタジーを食わせてショートさせてやろうぜ。

最終戦

全員集結
スマブラX亜空の死者が好きなので最終戦で全員集結シーンは無条件で好き…だと思っていたんだけど王子にもブオーンにもあんまり思い入れは生まれなかったね…王子はまだ色々あったけどブオーンについては殴ったら死にたくねえって言っただけだし絆も何もねえ


急(総括)

それをやりたいならなんで前半(原作部分)を作り込んだ?という内容だった。
冒頭5分でさっさとネタバラシして真の命題「ゲームはくだらないか」を現実パートとゲームパートを行き来してサマーウォーズみたいな感じにすれば(プロモーションでその部分をひた隠しにしても)評価五分五分だったんじゃないかなぁと思う。古いけど。
ネット的には最後のシーンが目立つけど、"ロボット"やその他のシーンの細かい粗(これはnoteなどを読んであとから知った)で「DQ5愛、ひいてはファンタジー世界への愛もないんだろうなぁ」と感じた。
ファンタジー愛がないのにCGグラフィックが上手いせいでファンタジー作品を担当させられるのは辛いんじゃないかな。
なんか見終わったあとの感情としては「オタクがゲームの世界に現実逃避をしておるなぁ…」だったよ。

終(その他)

気になっていないこと

原作改変
そりゃそうだ(原作知らないんだもの)
主人公の性格
同じく感情移入する"昔DQ5を遊んだ自分"が居ないので「まあこういう性格なのか」で見ることができた。
音楽の違和感
ドラクエはドラクエでも別ナンバリングから楽曲を持ってきているらしい。
特に最後の最後、ウイルスくんを倒したあとの音楽が4のものだったらしい?
これに関してはFFで例えて考えるとガーランド倒して悠久の風が流れたみたいな感じだろうか。…まあ原作愛は無い行いだなぁとは思う。

良かったこと

ビアンカを選んだ事
私がどっち派だとかそういうことではなく。(この映画を見た限りではビアンカは演技が微妙だし性格の良いところを見ていないので好かん)

現実パートで「たまにはフローラ√も見てみたいからフローラを選べって暗示書けとこ!」って言ってなんか未来式プログラムで勝手に√固定されたのにも関わらず、本心を思い出してビアンカを選んだこと。
フローラがプログラム外の行動をしているあたりもNPCの人間味を感じられていいね。
まあ最終的にこの映画の中のキャラクターに人間味なんてかけらも感じられなくなるんだけどね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?