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真実を求めていると

私たちは
起こった出来事である事実と向き合って
受け止めるために真実を探します

真実は事実に対する解釈だから
ひとつとは限りません

人生を歩むに従って
その事実に対する捉え方は
変化してゆくからです

見つけたと思う真実は
時に その手をすり抜けてゆきます

故に真実を見つけることは
容易ではないのです

本当のことを求めようとすると 
もどかしくて先に進めなくなります

起こった事実は既に
矛盾をはらんでいる場合が
あるからです

その事実があなたを
苦しめるものであるとしたら
その真実には正解がないからなのかも
しれません

つまりその出来事は
様々な偶然が重なって起きたことで
解釈できない類いのものだと言えます

考えれば考えるほど
迷宮に誘われてゆきます

その迷宮に深く深く入ってゆくと
今度は自分が人生のどこにいるのか
見失ってしまうこともあります

真実は探すのを止めたときに
見えてくる景色なのかもしれません